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ウェルネスカンパニーMuku

初めまして、ウェルネスカンパニーMuku代表のおのでらげんきと申します。
みんなからは「げんきくん」や「げんきさん」と呼ばれています。
ちなみに元気ではなく、元希です。笑
みなさんの街にはウェルネスを考えている人たちはいますでしょうか?
僕たちウェルネスカンパニーMukuは、茅ヶ崎市でウェルネスの集団として暮らしているみんなに面白さと健康を提供しています。
そんな僕らですがそもそもウェルネスの集団ってなんやねん。そう思われてもおかしくないので、まず第一回目はMukuってなんだ、Mukuが考えるウェルネスとはについてお話したいと思います。

病院だけでは自分と人を幸せにできない

こんなげんきという名前ですが、結構病院ではめっちゃ生きづらさを感じていました。
日々看護師として病院で業務をこなしながら、患者さんのケアを行い、超急性期の病院だったこともあり昼夜問わず急患の入院や集中治療室からの押し出し、急変や目の前での命が絶える瞬間に何度も立ち会ってきました。
でも、そんな中でも狭い病棟と呼ばれる箱の中では、時にめんどくさい人間関係やわがまま系医師への気遣い、退院したはずの患者は救急車で重症化して戻ってきたりと
果たして僕は看護師として病院の中で、看護師を目指していた時の自分の想いを実現できているのだろうかと疑問に思うことがありました。
僕は患者や自分に関わる人たちには幸せになってほしいという想いが強く、それは患者も看護師も全ての人に言えることとして、それを実現するために病院という狭い環境から出ることにしました。
きっと自分と人を幸せにできるのは、病院以外にもあると信じて。

看護という可能性

僕は看護師として病院で治療の補助や人が帰っても病気を再発されないような関わりをしてきました。
でもそれは予防と呼ぶにはあまりに手遅れで、治療と呼ぶには微力な時もあり、看護ってなんなんだろうと考えることがありました。
病院という環境を継続しながらも、地元である茅ヶ崎市という地域に飛び込んでみました。
チガラボというコワーキングスペースでは地域の企み事をアイデアとして実現したり、やってみたいをまずはアウトプットする場所があり、そこで自分も入ってみることにしました。
「僕は看護師です。病院では人を幸せにできていないと思ってます。地元の茅ヶ崎は健康的な人たちもいるし、僕はもっと医療と日常が身近になったら人は健康になれて幸せになると思うんです。」
こんな感じで発表した気がします。
そこにいた僕よりも一回り年上の人たち、いわゆるおっさんたちは笑顔で面白がってくれて、地域に看護師としていることって珍しいことなんだと実感しました。
そして、医療の人間であり、人をつなぐことができる看護師という存在は可能性がとても無限大のことに気がつきました。
ここから僕の地域での看護師としての活動が始まりました。

ちがさきウェルネス都市化プロジェクト

Mukuの大きいプロジェクト、それは茅ヶ崎市をウェルネスの都市にすること。
名付けて「ちがさきウェルネス都市化プロジェクト」、通称「ウェルちが」です。
実はMukuという名前の前からウェルちがは発足させており、おっさんずYOGAやテントサウナ、8Hotelとのイベント、ウェルネスBARを始めました。
まちの保健室となんら変わらないじゃんと思われるかもしれませんが、実は色々あったんです。。。

看護師の本来の意義

看護師はどこにいますか?
そう、病院や医療機関、保健室なども連想されると思います。
僕も最初はまちの保健室を開いてみたんです。コミュニティナースと一緒にイベントでも出店しました。
でも、そもそも人が来ないんです。だってみんな健康のことなんてそんなに実感してないし、困ったら病院に行くし、まちの保健室なんて定期イベントで開催してもそんなに人は来ないんですよ。
イベントで出店しても来るとしたら高齢者や子供がお菓子をもらいに来るくらい。
高齢者なんて世間話で病院に行くくらい医療と身近な存在だし、僕らがわざわざ出向かなくても勝手に利用するんでそこまで必要じゃない。
僕がしたいことってそういうことじゃないんですよ。
僕がきてほしい、もっと色々一緒にやりたいのは今は元気だけどこれから病気や未病になるかもしれない人たち。
若者たちにもっと一緒にイベントを盛り上げてほしい、医療が身近じゃないのは医療や介護や福祉が高齢者などの古い考えの人たちで埋め尽くされていて、ダサいからだと僕は思っています。
だから僕は思ったんです。看護師って看護師がいるってわかっているところで活動しても意味がないというか本当にきてほしい人に来てもらえない。
じゃあ本来看護師がいないところで看護師をすることが意義あるんじゃないかって。
そう、BARでお酒を出して血圧を測定する看護師なんてその典型です。笑
それを初めてみたらおっさんずYOGAでも現役世代のおっさんたちが参加してくれて血圧を測定してくれたり、BARを開いたら健康診断の結果を持ってお酒を片手に相談をしてくれたり
あーこんなことだったんだ。看護師がもっと身近にいて気軽に話せるところにいたら人はまちはげんきになるんだって。
これを皮切りに色々なイベントでも本来こんなところに看護師いないでしょってところで開催をし始めました。

医療を遊び尽くすウェルネスコミュニティ

僕はまずは1人で色々なイベントを開催し始めました。
まぁ何をしてもだんだんバラバラで運営することに大変さを感じ始めたのと、自分の周りでは様々なコミュニティがあって羨ましさを感じていました。
そして色々な方と触れ合う中でコミュニティというものの可能性も期待しました。
なので僕もウェルネス都市をつくるためにコミュニティを発足しました。
それが「まちのウェルネスコミュニティ ウェルネス道」
ウェルネス道とは、まちに暮らしながらウェルネスの活動をしている人たちをプロとしてイベントのインストラクターとして、点でイベント開催になってしまっているところを線で新たな繋がりを生んだり、自分にあったアクティビティやウェルネスの活動を覚えることでより湘南茅ヶ崎でのウェルネスライフを充実させることにつなげるコミュニティとして発足しました。
僕は現役看護師としてこのコミュニティの運営をしながらただウェルネスを謳うだけじゃなく、ちゃんと健康として裏付けがあるものを支えています。
ダメ出しをする訳ではなく、人に害をなさなければ基本的にはOKをしていますが、医療者である手前全てをOKできないのでそれなりに提供に関しては確認をしています。
でもまだコミュニティ運営に関してはド素人のため全然運営できていないのが現状です。
イベントを主催して出店して、活動することがいっぱいになることも多く少しずつ動かしている状況です。

コミュニティ内のイベント「おっさんずYOGA」

ウェルネスカンパニーMuku

そんな僕ですがありがたいことに仲間が少しずつ増えてきて、一緒に活動を共にしてくれる人たちもできました。
元々個人事業としてMukuと屋号をつけていたのですが、仲間が集まったこともあって勝手に会社でもないのにウェルネスが生まれる組織としてウェルネスカンパニーと頭につけてしまいました。笑
Mukuは無患子(ムクロジ)の樹からとっています。
ムクロジは小出小学校という僕の母校に長年経っている大きい樹なんですが、茅ヶ崎市内では1番高い場所に位置しているので長年茅ヶ崎市を見守っているんだろうと思いとても思いとしてはピッタリだと思っています。
またムクロジは子に患いが無いと書き、昔から予防のためのお守りとして使われてきました。
お守りでありながら羽付きでは球として使用されたり、僕は子ども頃ムクロジの実を投げては遊んでいたり、でも皮からは石鹸が作れたりと幅広く遊び心がある植物です。
僕の活動、そしてこれからたくさんウェルネスが生まれるにしてはとてもピッタリのためムクロジからムクをもらい、Mukuと名付けました。

モヤモヤを感じている人が多い

僕はこの今まで書いてきた内容を先日神奈川県看護学会で話してきました。
会場内スーツ姿の看護師たちに向かって、僕は蛍光グリーンのパーカーを着て地域で看護師が活動することの楽しさとこれからの在り方を話しました。
僕はみんながポカーンとした表情するくらいぶっ飛んだ話をしたつもりでしたが、想像とは裏腹に、終わった後に「どうしたらそんな活動ができるんですか?」などの問い合わせをもらいました。
協会の人たちも何か感銘を受けていて、もっとこんな活動が増えた方がいいんだろうなーと感じることもありました。
きっとこういった活動が増えることはまちにとってもいい、そして先にやっている僕たちにとってこれは広める必要もあってこれはMukuとしての大事な使命だとも思っています。
Mukuの実(小さいウェルネス活動)がたくさんできることで、僕の活動はこのMukuを起点に当初目的としていたちがさきウェルネス都市化プロジェクトが実現できると確信しました。
病院で働きながらなんとなく過ごしている人や業務をこなしている人ほど感銘を感じているような、何か看護師としてモヤモヤを感じているようでした。

ビジョンとミッション

ウェルネスカンパニーMukuビジョン

まちの自然治癒力を最大化

ナイチンゲール曰く看護とは人の自然治癒力を高めることとかなんとか言ってました。
病院で医療をもとに医師の治療の補助をすることや日常生活の援助をすることは看護の本質ではないと思っています。
人の自然治癒力、まちの自然治癒力を高めることが看護としての本質と捉えて、僕らMukuはウェルネスの本質はまちの自然治癒力の最大化させることとしてこのちがさきウェルネス都市化プロジェクトを達成したいと思っています。

ミッション

  • 大小問わないウェルネスを育む

まずは挑戦することが大切、病院や医療機関という狭い枠組みから出ること自体が大きく大変なこと。それを抜け出すための必要な場所と知識が必要

  • 人の繋がりから生まれる可能性を看る

まちにいる看護師ができること、それはまちを看るだけじゃなく人を看ることと繋がりを看ること。様々コミュニティがあって様々な思いや価値観がある。それをうまく資源として利用し、サービスなどにも繋げる。それがウェルネスの看護師ができること。

  • ウェルネスは遊び心から生み出される

看護師が本来いないところで看護師をすること。そのためには遊び心と柔軟な発想が必要。どんなことでもそこからウェルネスを作り出す力を引き立てる。

さて真面目な話はこのくらいにして、要するに僕らMukuはどれだけふざけて、どれだけそれっぽく医療を掲げて、人を幸せにウェルネスにさせることかが大切だと思っています。
そのために色々な人たちと、地域に暮らす人たちと遊びながら一緒に暮らしながらまちに暮らしているだけでウェルネスになる湘南茅ヶ崎ウェルネスライフを提供します。

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