見出し画像

表現を探して

役に立たないといけないんだろうか。
役に立たないことなんてあるんだろうか。そういうどっちかみたいな思考が既に枠を作っているのかもしれない。

これまでの半分が理想に向かうことだとしたら、今からの半分はきっとその逆の問いかけ。

してもらっても良い。
頼っても良い。
分からなければきいたって良い。

〜のためはいつの間にかそうじゃないことを認められないものにしてしまうかもしれない。良いところは悪いところじゃない。偏っていないかなんだ。本当は良いところはもっと心から幸せになれることへ向けたら良いだけなんだ。きっと。入り過ぎてしまう力をもう少し別な方へ向けたら良いだけなんだきっと。気づけただけでも良かったと思える今日という日は良い日かもしれない。

これまでの半分が何かを築いていくためだったのなら、今からの半分はそれを少しずつ崩していくためにあるのかもしれない。

積み上げてきたものをまた作り直すのは新しい発見があって楽しそうだと思えること。

積み上げきたから崩すこともできる。積み直すことも、別のものにすることもできると思えること。

役に立たないといけないの?なんてつまらない質問だ。役に立たないものなんてないんだ。なんて少しカッコ良すぎるんだ。

ありのままのをありのままに感じられること。偽らないこと。私は私。君は君と言えること。だけどそれもまだ少しかたすぎるということ。

想像の範囲でしか判断できないこと。想像を超えた先にしかないわからないこと。何のためのチカラ。何のための情熱。何のための理想。何のためのしあわせ。

何かをもう少し。
穿ってみたい。

進みながら戻り
進みながら戻り

時間も空間も遠近で歪んで。

ひとがアートするのも自然の模倣だろうか。自然の一部ってそういうことだろうか。

ものすごく受け取って、ものすごく発信しているのも、そうせずにいられないものだからだろうか。

それはきっと、何のためでもなく、せずにはいられないことの中に、あるんだろう。



ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。