tiny song 世界で最初の絵画
世界で最初の
絵画ってきっと
愛する君を
夕日の中で
見つめた横顔
そっと指で
地面になぞった
僕のこころ
そうやって
そうやって
紡がれてきた
僕らが生まれた
その日から
そうやって
そうやって
紡がれてきた
世界で最初の
言葉ってきっと
愛する君へ
摘んだ花束
笑った顔を
想像しながら
野原で摘んだ
僕の心
そうやって
そうやって
そうやって
そうやって
紡がれていくんだ
そうやって
そうやって
そうやって
そうやって
きっと
これからも
ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。