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tiny song あらたかぜ

風が 吹く

まだ 冷たい

春の朝に

夜明け 光る

葉の 雫

私 駆け出した

空は 淡く 碧く 遠く

涙 透き通る

吐く 息

深く 深く

私 立ち上がる

道は 濡れて

まだ 眠たい

夜明け 前の夢

微か 香る

土の 匂い

私 らしく生きる

花 花 花は咲く

ららら ららら らら

愛 愛 愛は満ちる

私 らしく笑え


ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。