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(連載)BJEP2021 バングラデシュー日本学生交流プログラム ~栄光への道~(1)新1年生とBJEPとの出会い

こんにちは。AAEE、一般社団法人アジア教育交流研究機構で学生アシスタントをさせていただいている、国際基督教大学1年、Nです。私を含めた新人1年生4名と先輩2名とで、BJEP(バングラデシュー日本オンラインプログラム2021)の企画・運営に携らせていただいています。本連載では、BJEP企画・運営の赤裸々な内幕を学生目線で綴ります。

私たち新1年生がAAEEに加入した経緯

 BJEPのオーガナイザーチームは昨年からAAEEの学生アシスタントとして活躍しているICUと上智の2年生(2名)と、今回新たに加わった私たちICU1年4人の計6人で構成されている。私たち新一年生は、突然SNSに流れてきた「AAEEスーパーアシスタント募集、バングラデシュとの最強オンライン学生交流プログラムを一緒に作ってみませんか。」というやや謎めいたポスターに直感的に反応した。説明会に参加してみると:

「この団体では国際交流プログラムという大きなイベントを学生主体で作る。大変だけど充実感が得られる!」


二人の先輩が力説し、その横で知らない他大の大学教授が笑顔で「音声ミュート」参加していた。後日談となるが、募集に関わった2名の二年生と関先生は、「このような謎のポスターに反応する人は相当な変わり物に違いない、一体どんな人が来るのだろう、もしかして一人も応募はないかも」新メンバー獲得に懐疑的だったそうだ。お三方の予想に反して説明会には結構多くのICU生が参加していた。ただし、その後どの程度の人達が応募したのか、私たちは未だに知らされていない。

学生アシスタント選考合格

 英語・日本語での面接を経て私を含め4名が合格通知を受け、先輩オーガナイザーと共に、早速活動を開始した。


「とにかくこの6人のメンバーで、バングラデシュの学生と一緒に夏の国際交流プログラム(BJEP)を作る。BJEPはバングラデシュで注目されている(新聞にも掲載される)プログラムなのでしっかり頑張りましょう!」


二人の先輩は力説した。私たちは、気合いは十分であったが、一体何をどうすればいいのか不安いっぱい。その気持ちを正直に伝えると。


「私たちもそれは一緒、皆で悩みながら進んでいきましょう。まだ詳しいことは何も決まっていないし私たちも不安だらけだから・・・。でもたぶん何とかなるよ。」


 まだ何も決まっていない?それなのに後4ヵ月後にプログラム開催?え、何この展開?正直、一年生の頭は「???」であった。
 そんな様子をじっと観察していたのが、AAEEの代表理事の関先生なのであった。

先生は私たち新人4人をどう見ていたか

本ブログ記事を執筆するに当たり、先生が当時の私たちをどう見ていたのか知るために電話インタビューを敢行した。以下、先生談。

「僕は国際基督教大学に憧れを抱いている。というのも僕自身、高校生の頃にICUに進学できたらいいな、と思い『赤本』を手に取ったことがあるんだ。しかし、試験問題があまりにも『変』すぎて、『ICUは天才のための大学、自分には絶対無理』とすぐあきらめた。そんな若き日の憧れの大学に通う1年生と共にプログラムを作るということに興奮を抑えられなかった。」

「しかし、実際に目の前に現れたあなたたたちは超普通・真面目・ただのいい人だった。あの謎の宣伝に惹きつけられたICU生がこんなに普通であるはずがない。いつか本性を現すはずだ。」

先生が私たちの本性を目撃!

(この頃になると、プログラム実施に向けての話し合いは1年生新メンバー4名と関先生のみで行うことが多くなってきた。その理由は次回以降の記事に委ねる。)


7月のある日のZoomミーティングでのことである。

そのミーティング、関先生は新人4人からミーティングに30分遅れで参加して欲しいと伝えられた。先生はその依頼を受けてこう思ったそうだ。


「このミーティングは新人四人の会議に自分が登場する初めての機会。見知らぬ大学教授で、機構の代表理事でもある自分を迎えるのにさぞかし緊張しているだろう。なんか申し訳ない。」


ZOOMの待機室でしばらく待たされた先生ご自身が緊張してしまったそうである。しかし!!!、入室した瞬間そこで待っていたのは


4人のエイリアンだった!

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ここで状況補足説明。私達4人はミーティング中、オーガナイザーAの気まぐれな思いつきで、目が丸々隠れ、頭から角が生えたビデオフィルターを付けて話し合っていたのだ。夜の貴重な空き時間を使っての会議なので楽しい雰囲気で進めたいという気持ちだった。以下先生談:


「AAEEに入ってくるような日本の優秀な学生は、家庭教育や学校教育を通じて目上の人などへの礼儀をしっかりと身に着けており、少なくとも表面上は尊敬している様子を示すものだ。しかし、この4人はその常識を一気に覆した。Zoom会議は数限りなくこなしているがこんな光景は初めて。『衝撃だ。面白すぎる。爆笑。」』


あまりに思いがけない出来事に言葉を失いながらも、実は先生は心の中でガッツポーズをしていたそうだ。

「これならいける。この人たちは自分で気が付いているかどうかわからないが、ギャグの世界に生きている。BJEPは絶対面白い最高のプログラムになるぞ!」

正直、私たちはなぜ先生がそこまで喜んでいるのか、エイリアンのどこに魅力を感じたのかをさっぱり理解できなかったのだが・・・。とはいえ、素性の知れない私達に可能性と希望を感じてくださっていることを感じ、さらに自信満々にプログラムの成功宣言をしてくださっていたため:


「よく分からないが、この方を信じて進もう!」

謎の自信を得た正に謎の4人であった笑。

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