妖怪学園Y感想と考察(2周目)第21話 生まれ変わっても、君と一緒にいたいです

概要

 エマは見知らぬ男性の夢を見る。彼は自分とよく似ていて、彼が経験するものも何処か見覚えがある。彼は何者だろうか、ジンペイ達にそれを尋ねに行ったエマは、ジンペイとともに『ゼンゼン前世解明部』の前野ゼンの元へ向かう。前野ゼンは前世を見る力があり、未来科学クラブとの協力で前世を映像として映し出す事が出来るのだ。

 そこでエマに先駆けてマタロウが前世を見る事に、マタロウはマタサブロウという玉ねぎ農家で、玉ねぎを育てていた。日照りや大地主にも負けずと玉ねぎを品種改良していると、たまたま落ちてきた隕石で水が湧いた事で、沢山の玉ねぎを実らせる。ところが、たまたま別の隕石にぶつかってしまい、マタサブロウは死んでしまった。

 続いてゼンはエマの前世を見る。ところが、何者かに阻まれてしまった。前世を見られないという苛立ちとプライドで怨霊を生み出すゼン、ジンペイは変身して立ち向かうが歯が立たなかった。そこで、立ち上がったのがコマだった。コマは必殺技の特訓をしていて、それを完成させていたのだ。新技で怨霊を止めるコマ、ジンペイは必殺技で倒す事が出来たのだ。そこで新しく出てきたメダルはまたブルポンに食べられてしまった。

 結局、エマの前世は分からなかった。だが、エマは一時のピンチから助けてくれたその男性と心が通いあったような気がしていた。

 その日の夕方、大王路キンヤの前にエマがやって来る。突然の娘の登場に喜ぶキンヤ。すると、エマから赤いオーラが現れて、エマの夢に出てきた男性が現れたのだ。彼の名前はエンマ大王、妖魔界の主だ。エンマ大王は何者かに滅ぼされた妖魔界を救うべく、エマの身体に宿りながらそのタイミングを見計らっていたのだ。

 このままでは妖魔界は救えない。その為には最悪の妖怪、ミケッティオを復活させなければならない。ミケッティオは三匹の猫妖怪に分裂し、この地に居るらしい。エンマ大王はそれを踏まえて前エンマ大王の生まれ変わりであるキンヤと話し合おうとするが、力尽きてエマの身体に戻ってしまった。

感想と考察

 最初に出てきたエマの夢は、妖怪ウォッチの映画の話ですね。最初の獣と戦っていた夢は映画妖怪ウォッチ第2弾『エンマ大王と5つの物語だニャン!』のぬらねいら戦で、大王が銀髪の男性、ぬらりひょんと踊っていたのは映画妖怪ウォッチ第3弾『空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』に登場する一コマですね。妖怪ウォッチファンにとっては嬉しい展開ですね。

 そしてエマに宿っていたエンマ大王の登場、彼は宇宙人と戦う為にミケッティオという凶悪な妖怪を甦らせると言いました。3色の猫妖怪、恐らくバケーラ、ゴロミ、ブルポンの3匹でしょう。彼らが合わさるとミケッティオになるのでしょうか。 

 マタロウの前世、彼は入学当初にも隕石を目撃し、前世ではそれに当たって亡くなってしまいました。何かと隕石に縁があるのでしょうか。たまたまというか、偶然だけでは片付けられない何かがありそうです。

 この回も今後の展開に繋がる話が多かったですね。それではまた来週。

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