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「怒り」からの自己理解

怒りだって大事。

自己啓発本や引き寄せの法則に於いて、「怒り」は悪だとされる事もある。組織論でいうアンガーマネジメントが流行って、怒りが無条件で悪い物だと誤認してしまった人も多いのでは無いだろうか?

「自分」がいい大人だから、お兄ちゃんだから、勉強が出来るから、裕福だから。
「相手」が子供だから、新人だから、国外の人だから、悪気はないから、可哀想だから。

怒りを刺激する急所をナイフで刺されているのに、まるで我慢する事が正義であるかのように…加害者が庇われて、被害者が糾弾される。積み重なった我慢が罪を重ねるというのは全く正しい道理だ。我慢による怒りへの対処では誰も幸せにならない。

正しい対処は、封印ではなく理解。

怒りを理解し、制御法を学び、自らの才能に昇華させること。本来世界が目指したアンガーマネジメントはこちらでは無いだろうか?実は「共感されない怒り」こそが貴方の大切な個性を示している。説明しよう。

怒りによって、己の「信念」を知る。

一貫性のある人間、ブレない自分軸を持つ人間はいつだって魅力的だ。どんな未知の出来事があっても、どんな前例の無い出来事があっても、「この人ならそれを絶対怒ってくれる」という信頼。「この人は決してそれを裏切らない。何故なら他ならぬ本人が異様に激昂し、決して許さないからだ。」という安心に繋がる。

私であれば、「人の生きた意味を台無しにされる事」。
ホリエモンさんなら「時間を無駄に奪われる事」。
西野亮廣さんなら「自己満足でお客様の期待を外す事」。

・自分の部下が頑張って結果を出してくれたのに、他所の部署の小さなミスで評価を巻き添えで取り消された。

・もっと良い結果が出るのに、手間を惜しんで妥協した物を提供した同僚がいた。

・会社の為に徹底した採用面接を行ってきたのに、コネ入社によって部署全体が崩壊してしまった。

そういった怒りは、決して我慢してはいけない物だ。どんどん書き出してみて欲しい。吐き出す事で気付く物もあれば、言葉にして理解する事で救われる事もあるから。

その中でも、「特に理解してもらえなかった怒り」にこそ注目して欲しい。余りに激しすぎるその怒りこそが、貴方を際立たせる「信念」だ。理解し、言語化して、扱いを覚えたのであれば。それはもはや、貴方の裏切らない才能だと言える。その誠実さを大切に。

「共感されない怒り」こそが貴方だけの「信念」。公言する事で、「信頼」を集めよう。

「怒り」が示すものは、貴方の物語の「ブレないテーマ」だ。

▼『お喋り』はstand.fmで配信中!(朝10:30に毎日更新) https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b 実は割と、爽やかな声をしてる(らしい)。 ギャップが気になる方は、是非どうぞ!