日々の記憶16
寒い間は早寝早起きができる。寒いと寝付きやすいからだ。朝は、引っ越してから代えていない遮光性能の低い間に合せカーテンのおかげで、朝日を浴びてスッキリ起き上がることができて嬉しい。
自律神経を整えるために、早寝早起きを続けている。冬は日が短いから、昼夜逆転による日光不足は命取りだ。
どうか、入眠に長けた冬の間に早寝早起きを体に沁みつけたい。
最近、インスタンコーヒーではなく、ドリップコーヒーを飲むようになった。一杯分のドリップパックを耐熱計量カップに淹れれば、約2杯分のカフェラテになる。
淹れたてであれば、冷たい牛乳を混ぜてもホカホカと温かい。昔、猫舌の姉が器によそったサッポロ一番塩ラーメンに牛乳を足して食べやすい温度に冷ましていたのを思い出す。
そうだ、眼鏡を買ったのだ。就労支援事務所で日々Excelの勉強をしているが、とうとう小さいセルに目を凝らすのが嫌になって、通所を終えた足で眼鏡屋に飛び込んだ。
おかげで、快適に読書ができている。日々が前よりずっと文字で溢れている。ワンピースを読み返して、pixivで二次創作小説を読んで、図書館で借りたファンタジー長編を読んで、買ったはいいが読んでいなかったエッセイも読んで。
カフェラテが美味しい。読書が進む。
ワンピースにハマった勢いで、見る気のなかったアニメも見始めた。ストーリーは知っているから、好きな章だけ選んで見ている。アニメのテンポに慣れると、漫画を読み返した時のスピード感に驚く。
ペドロというキャラクターがいる。カッコいいジャガーの剣士だ。高い木の上で話出す彼の声に聞き覚えがあり調べてみると、私が小さい頃見ていたアニメBLEACHのキャラクター、浦原喜助と同じ声優さんだった。
人間、最後まで覚えているのは声だと聞いたことがある。凄い、小学生の頃聴いていた声優さんの声を、24歳になった今「聞き覚えがある」と感じるのだ。ちょっと感動する。
カフェラテのおかわりを注ぎに行こう。計量カップの中でコーヒーは冷めているだろうから、牛乳を注いだのち、レンジで温めよう。
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