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うつのイライラを紛らわせよう


 さくらももこのエッセイを読んでいたら、妊娠初期にうつ状態になったと時のことが書いてあった。ホルモンの影響で全ての気力が失せ、寝ている間だけ平静を保てるが、目が覚めたらまた「全てが嫌」という心地に苛まれる。
 この「全てが嫌になる」感覚、とてもわかる。私も朝が来て夜が来るだけで不快だ。腹が減ってイライラする、眠くなって落胆する。

 常にイライラし続けるのが、どれほど疲れるか想像できるだろうか?こみ上げてくるものは否定しても消えはしない。はあ、イライラする。イライラに対処するには、存在しない原因を追究するより、細かいイライラの波動をシューティングゲームのように仕留めるのが大事だ。


・カフェオレを淹れる。

 牛乳をマグカップに注ぐと心が癒されませんか?やってみてください。さあ。

・心に波風を立てない映像を見る。

 ストーリー展開のあるドラマや映画、ゲーム実況などは適さない。私が見るのはinliving、猫動画(これも線引きが難しいが、企画ものの猫動画は適さない)vチューバ―の雑談配信などを見る。何も起きないから心に影響しない。何も見ないでいるとイライラしている自分しか存在しなくなるから、映像は必要。

・スマホを幽閉する。

 イライラしている時にスマホを持っていると、ついTwitterで炎上している界隈を覗きにいったり、答えの無い社会問題について議論している様を見続けたりしてしまう。小さい画面を覗き込み続けると頭がひょうたん型になりそうで余計イライラするし、イライラしていると自覚してから小一時間でもいいからスマホを別室に幽閉すると良い。


・カッコよく舌打ちをする。

 家で1人でいる時にイライラしたら、そんな自分に幻滅して更にイライラしてしまう。いくところまでいくと、足にコードが絡んだり、毛布がずれて腰が寒くなってりしただけで舌打ちが出てしまう。とんでもないことだ!
 どうせ出るなら、カッコつけよう。西部劇に出てくる酒だけで水分補給してそうな渋いガンマンが、馬の上で「チィッ」と舌打ちする様を己に憑依させる。顎をしゃくらせて、顔をくしゃっとさせて舌打ちをする。デイゼル・ワシントンとかその辺の俳優を想像すれば簡単だ。


 去年やってもらった心理検査で、私は「怒り」は強くないと心理士さんに言われたのを覚えている。とても意外だった。私という人間は常に怒りに溢れていて、不満をこぼしては暴れる生物だと思っていたからだ。しかし、そうじゃないらしい。ならこのイライラは、戸惑いや不安と言い換えられるのかもしれない。
 だから受け取る情報を減らして、気を紛らわせて、平穏を取り戻し保てるようにしよう。


ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。💢🤛

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