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0058:レコードの溝を彫り直してから、針が通るまで

人生はすでに完璧である

前回(0057)わしは、時間というものはただ流れるものではなく、戻ったりやり直したりできるもので、わしらはすでに、何度もやり直しをしている、ということを書きました。

そう、セーブポイントの話です。わしらは何度も、セーブポイントからやり直していると。

多分ですけど、汝らの全員が「んなアホな!」と思っているんじゃないかと思います。
(^~^;)

その気持ち、、、よく分かります。だって、やり直したいことなんて、人生にはたくさんありますからね、、、。

前回わしの考えたことわざ『後悔、後を絶たず』って、結構面白くないですか?
d(^~゜ )

人生が辛いなら、なおさら『後悔、後を絶たず』なんじゃないかと想像しています、、、わしもそうで、もうホンマに学生くらいからやり直したいですよマジで。
(T~T )

けどね、やっぱり人生は、すでに完璧なんですよ。何度もセーブポイントからやり直して、今の形に組み上がっているんですから。


矛盾を超えて完璧である

「何度もやり直している」のに「すでに完璧」なの? 矛盾してない?

と、お思いの汝も多いと思います。その通りです。一見矛盾しています。
(^~^;)

ですが、ここでポイントになるのは、「わしらの認識の範囲では」完璧である、ということです。

なぜなら、わしらは、わしらが認識できる範囲である五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)と、あると言われている第六感も含めて、そこまでしか物事を知ることができないから、その認識の範囲を超える出来事を、知ることができないからです。

どうしても知ることができないことは、ないのと同じと考えて生活できる、ということですね。政治家同士の密約を知らなくても、庶民は生活できるってことですかね? 違う?(笑)

なので、一つ上の次元からの視点で見ると、きっといろいろ「やり直したいこと」があって、そんでもって、因果関係を修復したりとかしてるんだろうな、と思うわけです。セーブポイント(実際は時間軸のどこでもいいんでしょうけど)から、やり直しているんです。

そういう、度重なる修復の末、今の汝らの人生が運営されているわけです。だから、わしや汝らの、知覚できる範囲でのすべての出来事は、完璧なタイミングで起こっていると考えていいと思います。


レコードの溝、彫り直すとき

0011で、人生を「レコードの溝」に例えて話をしましたよね。わしからから見ると、人生はまさにこの「レコードの溝」に相当します。一つの決まった演奏が収録されている溝に沿って、時間という「針」が、音楽を奏でていくわけです。

ですが、一つ上の次元から見ると、たくさんの人生が、いっぺんに見えるんです。それらの「レコードの溝」が複雑に絡み合って、たくさんの人生がいっぺんに演奏されているのが、見えるんですね。

で、当然その先の未来で起こることも、すでに見えているわけです。そして、人類が時間軸の果てにどのような結末を迎えているかも、見えているわけです。

時間には、果てがあります。いや、円になっているんで、便宜上スタート地点とゴールが設定されているだけなんですけど・・・。この辺は、またの機会に話しましょう。

話を戻しますね。その「時間のゴール」へたどり着くに当たって、ちょっと都合が悪いな、なんてことが、因果関係の結果、起こってしまっているのも、見えているわけです。

なので、その部分の過去を修正するんですね。そしたら、未来もスムーズに進みますので。
d(^~゜ )

・・・ところが。わしらには、修正されたことが、分かりません。五感(と第六感)の範囲を、ゆうに超えた出来事だからです。

ですので、わしらには「ただ完璧な人生が用意されている」ようにしか、知覚できないということです。まだ演奏されていないレコードの溝の部分については、針が通ってみるまで、分からないんです。たとえ、彫りなおしが行われていたとしても。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

・・・ちょっと難しい話が続いている気がします。なので、要は「わしらの人生で起こることは、すべて起こるべくして起こっている」くらいに思っていただけるといいと思います。

じゃ、なんでそんなに「完璧」な人生が辛いのか?

問題はそこですよね。人生が辛いのを、何とかしたいんですよ、わしらは。
(^~^;)

その辺の話を、次にしようかなと思います。ですが、わしの話は、カンタンに信じないように。

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これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/
このブログの文章を初めてお読みの方は、ぜひ第1回からお読みください。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2018/09/0001.html
今回のエントリーのページはこちら。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2018/11/0058.html




「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)