見出し画像

0044:人差し指と中指の関係

ココロと他者とうにのトゲ理論

ちょっと前に、他者とは自分自身である、という話を何回かしました(00210022)。あの時に少し書いたことなんですけど、もともと、この世界には、一個のココロしかありませんでした(0020)。

このココロは「じゃんけんがしたい」と思ったので、他者という、「自分ではないもの」を作り出すことにしたんですよね。で、どうせなら、いっぱい作ってしまえば、同時にたくさんいろんな経験ができるから、この世には沢山の生き物や物体が溢れている、と。

この辺の話は、実はここんとこ話題にしている「うにのトゲ理論」を元にしています。

この「うにのトゲ理論」の解説を続けていきましょう。

これ、モデルとしてはわかりやすいかもしれないけど、そもそも、うにのトゲはすごく多いので、実生活に落とし込むには、ちょっとわかりづらいかもしれませんし、もう少し丁寧に考えてみましょうかね。


シンプル化うにのトゲ理論

うにのトゲは、2850本あるそうです(城崎マリンワールド調べ)。これをもっとシンプルに考えるために、人差し指と中指、くらいのモデルに置き換えてみますね。

汝の人差し指と中指に、顔を描いてみましょう。表情はなんでもいいですよ。性別もどっちでもいいです。
(^~^ )

ほんでもって、名前をつけてみましょう。AとBでも、太郎と花子でも、ジムとジャックでも、承太郎とポルナレフでも、なんでもいいですよ。
d(^~゜ )

さて、今、汝の二本の指に、人格が宿りました。わしは仮に、ジャックとサリーと名付けましょうかね。写真参照(笑)。

ジャックとサリーは、隣同士です。自分の動ける範囲で、自由に動くことができます。好きなことを喋れますが、お互いの考えていることは、分かりません

そんな二人。仲よければいいですね。性格や考えが合わなかったら、辛そうです。
(^~^;)


人差し指と中指の関係を、本人に伝えると

さて、この状態の時、汝自身は、この二人は根っこで繋がっていて、自分の一部分であることを、完全に理解しています

ところが、です。例えばサリーに「君は隣のジャックと、本質は同じなんだよ」と伝えたとします。そしたら、サリーはどう思うでしょうかね。

「ほんと!そりゃすごい!」と、納得してくれるでしょうか。

わしらが、今考えていることは、こういうことなんですね

指の場合、頑張れば、足元でジャックがサリーと繋がっているのが、見えるかもしれません。そしたらきっとジャックもサリーも、お互いが足元で繋がっていて、本質的には同一の存在であることが、理解できるかもしれません。

でもね、もし、ジャックもサリーも、足元がどうしても見えなかったら、汝が二本の指たちに語りかける言葉を、この指たちは信じてくれるでしょうか?

は? 何言ってんのこいつ? 鼻ホジー

という反応になってしまうのではないでしょうか?

多分ですけど、わしから「うにのトゲ理論」を提示されている汝も、こんな反応をしているんじゃないかと、わしはこっそり想像しています。
(^~^;)


「見えないつながり」の仕組み

そうなんですよ。見えないんです。わしと汝らが、どうやって繋がってるのか。

だから何度も言う通り、汝らにとってわしの話は、SFやおとぎ話、想像の域を出ない話になるんです。どうしてもね。

だから、闇雲に信じてはいけないと毎回お伝えしております。気をつけて聞いてくださいね。

だけど、わしはこの「うにのトゲ理論」は、さほど間違ってないんだろうなと想像しています。

じゃ、わしらはなんでこんな構造になってるのか。一体何で繋がってるのか。

さっき「わしらは一個のココロが枝分かれしてできた」と言う話をしましたよね。ココロって、見えません。

古来からたくさんの学者が人体を解剖してきましたが、ココロが宿っている臓器を見つけることは、今でもできていません(脳だろうと言われていますが、確定ではないようですね、植物には脳がありませんし)。

ですが、わしら一人一人が、確実に「ココロ」を持っています。これだけは、間違いありません。他の動物や植物もそうです。犬や猫を飼っている方なら、絶対にご存知ですよね。ワンコにもニャンコにも、ココロがあります。

見えないけど、確実にあるもの・・・ほら、ヒントが見えてきませんか?
(^~^ )

実はわしらは、目に見えないケーブルのようなもので、ココロ同士が繋がっている構造をしていると、わしは考えています。これが「うにのトゲ理論」の基礎部分になります。

さて、今日はここまで。また言いますけど、わしの話は信じ込まないように。必ず、一度は自分で考えてみること。

次のページ:(0045:わしとつながってるとかキモいと思う汝へ
前のページ:(0043:うにのトゲ理論
これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/
このブログの文章を初めてお読みの方は、ぜひ第1回からお読みください。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2018/09/0001.html
今回のエントリーのページはこちら。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2018/10/0044.html



「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)