沖縄自転車旅 1日目

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羽田空港からボーイング777に乗って那覇空港に到着。
東京は朝はは6度と冷え込んでいたのに、那覇はなんと25度。
2月なのに夏日とはどういうこっちゃ。

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那覇空港を出てから自転車を組み立てる。
飛行機で輪行すると、面倒くさいことにタイヤの空気を抜かないといけない。
だからこんな小さなインフレータでひたすらシュコシュコ。
汗が止まらん。つらい。

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なんとか自転車を組み上げ、買い出しのために那覇のイオンに向かう。
ちなみに、今回私が沖縄を訪れたことで、47都道府県を制覇したことになった。全県制覇をするために旅を始めたわけではないけれど、ちょっぴり達成感を感じる。

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ゆいレールが頭上を通過していく。米軍の戦闘機の轟音が聞こえてくる。

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9時間ほど絶食していたから腹が減って仕方がない。
イオンのフードコートに飛び込み、沖縄そばを食らう。

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学割そばなるものがあり、なんと390円。ボリュームも申し分ない。
ただ、勢いでコーレーグース(島とうがらしの泡盛漬け)をドヴァーと入れすぎたことが悔やまれる。めちゃくちゃ辛いし泡盛のツンとした刺激が鼻をつく。美味しかったけど。

その後一通り食材の買い出しをしたあと、近くのダイソーで買物。
ここで優しい雰囲気のおっちゃんに話しかけられる。沖縄についてから初めての会話。
旅の話で大いに盛り上がった。沖縄の道事情も教えてもらった。
アップダウンが多いから覚悟しておけとのこと。なぬ?

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その後、本日泊まるゲストハウス「月光荘」へ。

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事前に知っていたとはいえ、建物は相当年季が入っている。長い歴史を刻まれてきたのだろう。

ここでは寝袋を持ってきている人は1000で大広間に素泊まりすることができる。貧乏学生である私はもちろん素泊まりを選択する。宿泊費はなるだけ抑えたいもの。

荷物をおいて共有スペースに向かう。
すると、何人かですでに輪ができて談笑している。
沖縄名物、「ゆんたく」である。
ここでロン毛の兄ちゃんが「こっちおいでよ〜」と声をかけてきた。
というわけで私もゆんたくに参加。

聞きしに及んではいたが、皆かなりキャラが濃い。濃厚だ。
ヘルパーさんの他に現地の常連さんも結構くるらしい
いろんな話をした。殆どが下世話なバカ話だが。

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その後はお好み焼きパーティー。
500円で食い放題。安いし美味い。

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お好み焼きを肴に、冷えたオリオンビールを胃に流し込む。
南国のビールはさっぱりしていて美味い。

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いやー見事な絵でございます。
ちなみに今日はわたくしの誕生日ということで祝っていただいた。
ありがとう。

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泡盛も飲んでいく。
ヘルパーさんと宿泊者だけでなく、地元の人たちも飲みに来るようだ。同じ宿泊者で同い年の女の子が2人いた。しかし、濃いキャラのおっさんに絡まれ、あまり話はできなかった。しかしながら、楽しいものだ。

私は今まで日本全国を旅してきた中で、多くのゲストハウスに泊まってきた。ゲストハウスには出会いがある。それも普段のコミュニティーの中では絶対に出会うことのない人との出会いがある。だからゲストハウス泊はやめられない。

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その後、沖縄ツアー中のアーティスト、「木歌」さんのライブがあるということで聞きに行くことに。ライブの前に彼女がやっている音楽についてお話を伺った。「環境音楽」なるものを今メインでやっているそうだ。普通の音楽と違い、周りの環境音を取り込み、今いる環境に溶け込むような音楽を目指しているそうだ。私の理解力が足りず、解釈があっているかどうかわからないが……

実際聞いてみたところ、かなり独特というか、前衛的というか、、
ともかく今まで聞いたことがない音楽だった。澄んでいていて、それでいて力のこもった歌声が、どことなく懐かしさや荘厳さを醸し出していた。

その後、仲良くなったカメラマンのおっちゃんと自分の母親と同い年のおばちゃんとバーに飲みに行った。確かもう12時をまわっていたが。真剣な話からとてつもなく下世話な話まで、ヘロヘロになりながらも楽しんだ。

こうして今までで一番濃密な22回目の誕生日が過ぎていった。


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