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北海道ー新潟自転車旅 2日目

よく寝たな、と目を覚まして時計を見たらまだ2時半であった。
普段はそこまで早起きではないが、旅をしているときには異様に早起きになるのだ。
再び眠りにつき、6時半に目覚める。

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起きた身のまま大浴場へ直行。
寝起きの朝風呂は気持ちいいのだ。
昨日とは違い景色は見えるが、予想通りの曇天。

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水戸で買った明らかに家系を意識したであろうカップラーメン。
ラーメンライスは常識である。

船内で乗務員の若そうなお姉さんがアナウンスしてたが、それはそれはまあたどたどしくて不憫だった。
きっとルーキーなんだろう。頑張ってほしいものだ。

海風に当たるのにもう飽きたことだし、ホールの椅子に座ってコーヒーを飲む。そして置いてある雑誌を手当たり次第に読んでいった。
特にバイク雑誌がよかった。日本の酷道特集は最高だった。3年前にヨサクを走ったことを思い出した。

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国道ってなんだっけ。
峠は登らなかったが、隘路と落石で走るのがとてもきつかった。
京柱峠に行ってたらどうなってたことやら。

あと、オフ車はいい。ヤマハのセローに乗りたい。
社会人になったら自転車からは足を洗おう。

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そんなことを考えていたら、ほぼ定時に苫小牧港に到着。
予報通りの曇天。小説ならこの先不幸が起こるフラグが立ちそうな重苦しい天気だ。

船内には私含めて4台の自転車。
そのうち1人と談笑。同じ大学生と思っていたら、37歳だった。
タメ口聞いてすみません。。

その後苫小牧のイオンへ食材の買い出しへ。
無洗米2キロが1000円しないし、大好きな補給食のグラノーラは800グラムで598円。
さすがは旅人の味方、トップバリュー。

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イオンの中にあったサイゼリヤで昼食。
イオンを出てから外にみよしのがあって猛烈に後悔したことは公然の秘密である。

その後、サイクルベースあさひへ。
訪れた理由は、チューブを東京で買い忘れたからである。
ついでにリアライトも買って、リアライト2個体制に。フロントライトと同じくらいリアライトは大事だ。なぜ義務化しないのか。
そして、店員のお姉さんがかわいくてついテンションが上がってしまう。こういう小さな幸せを大事にして生きていきたい。

ゲストハウスに泊まる故、時間がない。急がなければ。

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といいつつ、苫小牧駅に立ち寄る。
鉄道好きは駅に引き寄せられてしまう。致し方無い。
思っていたよりこじんまりとしていた。特急停車駅とは思えない。
長らく東京にいると感覚がバグってしまう。

ひたすら国道36号線を西進。
途中で雨がぽつぽつ降ってきた。
次のコンビニでレインウェアを着ようと思いながら走っていたが、コンビニはおろか屋根のある場所すらない。
気づいたらずぶ濡れになっていた。ただの阿呆だ。
もう手遅れだと開き直って走り続けた。

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熊には会いたくないものだ。(フラグ)

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そんなこんなで無事に?登別に到着した。
今夜の宿は「登別ゲストハウス赤と青」。

内装、水回りはきれいで、落ち着いた雰囲気だ。
ゲストハウスとあるが、あまりワイワイするような雰囲気ではないように思えた。
どちらかというとホステルのような雰囲気だ。1人でゆっくりしたい人には向いていると思う。

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近くのセイコマートでクラシックとフライドチキンを購入。
2年ぶりのセイコマートに、北海道を1周した時のなつかしさがあふれ出した。

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メスティンで米も炊いた。
シーチキンと鍋キューブの鶏白湯味を入れて炊きこむ。
初めての試みにしてはかなり上出来な味になった。炊き加減もちょうどよい塩梅だ。
米炊きの腕はまだまだ鈍ってはいないようだ。安心だ。

ロビーで食べて飲んでいたところ、同い年の男と談笑。
横浜出身ということだが、大学から北海道へ。
彼曰く都会は全く合っていなかったとのこと。
2年前の旅でもそうだが、都会に疲れて北海道に移住する人は本当に多い。
私もその1人になるのだろうか。
地方は好きだが、都会暮らしも肌に合う。
移住はもうしばらく先になりそうだ。

彼が眠くなったと寝床に帰っていった。
その後6人ぐらいの男のグループが入ってきた。
中国地方の電力会社のテニス部が遠征で来たのだそう。
自転車旅をしている私が物珍しかったようで、いろいろ質問攻めにあった。
そのうちの1人は同じ大学の同級生であった。世間は狭い。

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ここでアクシデントに気づく。
この写真を見てもらえばわかると思うが、スマホのカメラが結露した。
理由は、走っている最中に新調したスマホホルダーからスマホが2度も落下したからだ。
ロックの仕方が分からず、中途半端にしていた私が全面的に悪いのだが。
これでスマホカメラは霧エフェクトが強制的にかかるようになった。

これが最初のフラグだったのか。

スマホが壊れないことを祈って。

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