見出し画像

衆議院補選結果と山田正彦元農林水産大臣のブログ

政権交代論者として今回の補選の結果に安堵しています。立憲民主党の支持者ではありませんが。
 
自民党の少なくない衆議院議員は世襲です。世襲議員は「地盤(組織力)」「看板(知名度)」「看板(資金力)」を親族から受け継いで選挙に勝利してきた議員です。
 
世襲と言えるのか分かりませんが、長崎3区で当選した山田勝彦議員の父は山田正彦元農林水産大臣(2010年)です。酪農家を経験したこともありました。ブログを紹介しますので是非お読みください。
 
2009年11月22日のブログより(段落後の間隔はnote筆者による)
 
私たちは、絶えず、当面のことにとらわれて、その中で懸命に蠢(うごめいて)いている。
いつの間にかマスメデア、新聞テレビの報道に踊らされてきた。
 
小泉さんの郵政改革、三位一体の改革、町村合併・・・・すべて踊らされていた。米国の言いなりに、規制緩和して市場経済を何よりも優先することが、正しいと思われてきた。市場経済至上主義、結果としてリーマンショックにしても資本主義の暴走を生んでしまった。
 
私は悲しい出来事を知らされた。
新上五島、奈良尾でのこと。かつて遠洋まき網の基地として栄え、港から山の上まで段々に家が建てられた大集落だ。それは賑やかなものだった。
 
「ご主人が亡くなって、奥様が一人で暮らしていました。足が悪くなって山の上から、階段を上り下りできなくなったのです。それまでは郵便局員さんが配達のときに、わずかな年金でしたが届けてくれました。
 
ところが郵政民営化で3事業が分割化され、郵便の配達など郵便事業に携わっている人は貯金などお金を扱えなくなって年金を届けることができなくなりました。
 
そのうちに一人暮らしのおばあちゃんはお金がなくなって、電気を止められ、水道も止められて水も飲めなくなり、ひっそりと亡くなっていました・・・」
 
最後、どんな気持ちだったろうか。
 
政治の責任で、このような哀しい出来事が、今、全国各地で生じている。間違っていた。私は数少ない仲間たちとフランス、イギリス、ドイツなどのありかたを学びながら、資本主義の暴走を危惧し、福祉国家への大転換を訴え続け、必死に蠢いていた。
<引用終了>
山田正彦 オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
山田正彦さんのプロフィールページ (ameba.jp)
 
山田勝彦議員には福祉国家への大転換を実現して欲しいと願って止みません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?