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乳がんと間違われやすいけど良性腫瘍! 若い世代に多くみられる線維腺腫とはどんな病気?

しこりを見つけた場合は医療機関で検査を!

乳房にしこりができた場合は、まずは医療機関を受診します。

医療機関では、症状に合わせて、触診、超音波検査、組織診をして診断します。

触診では、しこりの硬さや大きさ、周辺組織への癒着がないか確認します。

超音波検査では、腫瘍の形や、腫瘍と他の組織の境界を確認します。一般的な線維腺腫は、境界明瞭で平滑な楕円形のしこりです。

触診と超音波検査で線維腺腫が疑われた場合、穿刺細胞診を行い確定診断します。

線維腺腫と確定診断されても、40歳未満でしこりの大きさが3cm以下でれば経過観察をします。

経過観察をする理由は、女性ホルモンの影響で線維腺腫ができても、年齢を重ねるとホルモン分泌状態が変わるため、線維腺腫は自然に消えることが多いからです。

40歳以上の方や、しこりが3cm以上、また、経過観察中にしこりが増大してきた場合は、乳がんや葉状腫瘍という悪性疾患の可能性もありますので、組織の一部を採取して調べる組織診(生検)を行う必要があります。

しこりを切除して診断確定させることも可能ですので、医師と相談しながら、検査や治療法を決めていくと良いでしょう。

まとめ

線維腺腫は、乳房にできる最も多くできる良性のしこりで、特に女性ホルモンの分泌が活発になる若い世代に多く見られます。線維腺腫が3cm以下の場合は経過観察で問題ありませんが、それ以上の大きさや経過観察中にしこりが増大してきた場合は、乳がんや葉状腫瘍という悪性疾患の可能性があるので組織診をして確定診断をして、治療するようにしましょう。

線維腺腫や、線維腺腫と似た症状の乳がんの早期発見ができるよう、定期的にセルフチェックを行い、しこりを発見したら自己判断せず早急に医療機関で検査することをお勧めします。

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