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眞子さんと『昭和天皇実録』

朝のジョギングが肌寒くなってきた。
太陽が出る時間も、だんだん遅くなってきた。
8月に長雨が降って寒かったので、
夏がすごく短かった気がする。

暑かったときに買った寝ゴザも、何回も使わなかった。

このまま秋になるのか。
台風はこないのか。

とか思いながら走っていた。
一方で、耳はradikoで荻上チキの番組をタイムフリー聴いていて、
昨日の特集はゲストが原武史さんで、話題は天皇のことだった。

ふ〜ん、と思ったのは、皇室の結婚ってけっこうドタバタしてんじゃん、ってこと。
じゃなくて、ドタバタにメディアが仕立ててる、か。

いまは眞子さんがずっと炎上させられてるけど、
その前は雅子皇后だった。
雅子さんはどんだけ長い間、マスコミから叩かれ続けたか。

その前は美智子皇太后で、
これは直接は知らなくて、子どものころ母から聞かされていたのは、
どんだけ美智子妃殿下(ずっと「みちこひでんか」という名前だと思っていた)は宮中でいじめられたか、とういうことだった。
初めての民間からのお嫁さんということで、
いじめの中心は義母の香淳皇后(皇太后)で、
嫁姑問題として、母は面白おかしくしゃべっていたから、
当時のメディアも、嫁姑問題として勝手に書いていたんだろう。

でその姑の皇后も久邇宮良子として昭和天皇に嫁ぐときに、
「視力に遺伝的問題あり」として、婚約してから炎上した。
炎上させたのは山県有朋で、「宮中某重大事件」といわれているけれども、
そのとき、青年裕仁(昭和天皇)は「良子(ながこ)さんはボクが守る」的に振り切って、
めでたく二人は結ばれて、2男5女をもうけることになる。

ここから原武史さんの解説が面白かった。
昭和天皇と香淳皇后との新婚の様子は『昭和天皇実録』に書いてあって、
全体として淡々とした記述の中で、
その新婚、ハネムーンのときの部分だけが甘い香りがする記述だ、と。

で、実は眞子さんはその『昭和天皇実録』を読んでいるんじゃないか、と。
おじさんおばさん(いまの天皇皇后)もおじいさんおばあさん(いまの上皇上皇后)も、
最初はメディアからも身内からもひどい仕打ちを受けた、
しかもひいおじいちゃんおばあちゃん(昭和天皇香淳皇后)もそうだった。
そもそも家系的に結婚するときには炎上させられるのであって、
そこを乗り越えたら、幸せな人生が待っている……。

けっこうあたってるのかもしれない。
眞子さん、「『昭和天皇実録』が愛読書」説。