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気付きがたくさんあった地域づくりフォーラム

「かまいし地域づくりフォーラム」に参加してきた。

なるほど~と思ったのは、釜石の地域づくりは、
・住民自治としての「町内会」
・いくつかの町内会を束ねて行政とをつなげる広域組織の「地域会議」
・行政の拠点としての「生活応援センター」が地域会議の事務局になっている
の3層構造になっている。

生活応援センターは市内8か所あって、
なぜ8か所かというと、
昭和30年ごろの「昭和の大合併」で合わさった、
旧釜石市区域と旧村単位に設置されているから。
なので、出張所(行政)機能があるし、
それプラス、保健機能(保健師が常駐)もあるし、
公民館(生涯学習、社会教育)もある。

保健師が常駐している、ってことが出色の組織かも。
この保健師さんは「コミュニティ・ナース」になる可能性があるんじゃないのかな。
もちろん看護師じゃないから「ナース」じゃないけど、
病気やケガをしないように指導する保健師だって、
コミュニティの元気を担当する人になれちゃうはずで。

ちょっとその可能性を探ってみよう。

フォーラムでは8つのうち5つの生活応援センターの所長さんたちがプレゼンテーション。
防災の意識を高めるための仕掛け、取り組み。
地域コミュニティの維持、活発化、
ふるさと再発見、交通弱者や閉じこもり対策。
どのセンターもイベントや健康づくり、ふるさと再発見や伝統芸能の継承に力いっぱい取り組んでいるのがよくわかった。

所長さんたちがそれぞれ負けじとプレゼンを頑張った結果、
「時間があれですので、手短にまとめますね」
といいながらまったく手短にはなってなく、
予定した終了時間を30分もオーバーしてしまっていた。

市内では内陸部の中妻地区も津波浸水予定となり避難訓練を実施

普通なら「タイムマネジメントなってないな〜」と思うわたしも、
所長さんたちの熱にあたって「まあいいか」と寛容になっていた。
けど、副市長が閉会の挨拶で、
「秒単位で時間を守るのも大事な仕事のうち。
(あなたたちは)まだまだ頑張らないといけない」
ときびしい顔と声で叱責。
したが、参加している住民に向かっては、
「だけど、ご覧のように所長たちは一生懸命やってます。
温かい目でみてあげてください」
とフォローする。

講演やプレゼンも気付きがたくさんあってよかったけど、
最後にリーダーシップ感じさせていただいて、
いいフォーラムだったなと思った。