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対話でいしきをかえよう

舞岡塾2日目。
今回の舞岡塾は、「いしきをかえよう」。
長崎の石木ダム建設を題材に、
対話の大切さとリーダーシップを学ぶ。
ダム建設反対ではなく、
ムダな公共事業うんぬんではなく、
対話すること、それによって「誰ひとり取り残さない」SDG's的な解決方法はないか、
考えてみよう、ということ。

パタゴニアの前日本支社長の辻井隆行さんの講義で、
「判断」と「決断」の違い、
という問いかけがあった。

「判断」Judegementは、
客観的に分析する。
そのために、歴史、事実を調べ、理解し、
データを積み上げる。
過去に対するもの。

「決断」Decisionは、
判断を経て下す、主観的な、未来に対するもの。

「判断」での事実確認を怠っていたり、
データが間違っていたりすれば、
当然あらぬ「判断」になり、
決断も間違ってくる。

新コロ前でも新コロ中の今でも、
「判断」で間違っていたから、
あるいは時がたって、もう一回「判断」しなければならないのにしないから、
おかしな「決断」が下されていたりする。

おかしい、と思っている人たちと、
おかしくない、と思っている人たちとで対話して、
おかしくない、と思っている人たちが望んでいる「決断」と、
おかしい、と思っている人たちが望んでいる「決断」とを、
寄せていくのが対話で、
どっちかの「決断」を採用するかどうか、ではない。

ここは丁寧にやっていかないと、
対話を大事にしないといけないよね、と。

辻井隆行さんの話は、自分の失敗談をユニークに紹介しながら、
ソフトな語り口でときどき鋭く切り込む。

いしきをかえよう。
対話を大事にしないとね。