こんな朝っぱらに長渕剛かよみたいに引いちゃったけど、聴いてみるとすごいこと語る人だなあと学びになって得した気分

radikoで武田砂鉄の番組聴いてたら、ゲストが長渕剛だった
(TBSラジオ 「ACTION」)

長渕剛の知らない一面を見た(聴いた、だけど)。
長渕剛って、なんかあったら、たとえば新コロで引きこもりせざるを得なくなって、
自分がどういうふうにふるまっていったらいいか、
どういうふうに考えていったらいいか、
どういうふうに生きていったらいいか、
自分の考えを(たぶん電話で)いろんな人に聞いてもらって、
その人たちの考えを聞いて、
それで自分の考えを修正したり、
自分の考えに自信を持ったりするらしい。

なんでそんなことするのか。
「ウソばっかりじゃねえか、って、メディアは。
昔からそう思ってるから……」
実際に<そこ>で生きている人たちの声を聞いて、
自分で判断する。

その判断が間違ってるかもしれないから、
話してみて聴いてもらって、フィードバックをもらう。

田原総一朗さんと同じだ、と思った。
田原さんもやたらと電話をかけて、
「どうですか〜〜〜〜?」
って穏やかな、どうでも返事のしようがない語りから入って、
ここんところの政治の状況なんかの意見を尋ねて、
「そうだね」
と同意したり、
「それは違う!」
とか斬りつけたり、
なぜなら自分はこう思う、なぜなら自分はこういう取材をしたから、
ということを当ててくる。

田原総一朗さん嫌いな人もいるだろうけど、
ずっとそういうやり方をしてる。

長渕剛も嫌いな人もいるだろうけど、
そんな生き方をしてると知って、
ちょっと好きになった。

その長渕剛が、
「死ぬのを待ってない?」
っていってた。
ずっと歌をつくり続けているのは、
誰かを励ましたり、
誰かに抗議したり、
自分の喜びをバクハツさせたり、
自分の悲しみを忘れてしまいたくなって、
そうして歌をつくり続けるのは苦しいんだけど、
なんか目標なり夢なり希望なりなんなりに、
繰り返すけど悪戦苦闘してる。

それがないと、
「死んでいくのを待って生きてるだけじゃない?」

太陽がギラついている与論島と沖縄から、
1週間ぶりに釜石に帰ってきて、
肌寒い朝にウォーキングしてて、
radikoで3日前の長渕剛からのメッセージを受け取る。

時間軸と空間軸がむちゃくちゃになってるけど、
これって豊かだなあと思う。