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信頼をつくるってこういうことかがわかる

ひさしぶりのワーク

ストーブの中で薪が燃える様子を見ながら、
一昨日(10/22)のキャプテンシップのことを思い出していた。
パチパチパチパチ、と弾ける音をたてながら、
薪が燃えていく。

久しぶりに「ブラインド・ウォーク」をやった。

ブラインド・ウォークは二人一組のペアワークで、
どちらかが目をつぶり、もう一人がガイド役をする。
最初、目をつぶった方はパートナーの肩や肘に手を添えて、
指示に従って歩いたり、ものを触ったりする。

コミュニケーションが大事

ブラインド側はこれでもなかなかハードなことだが、
パートナーに触れずに声の指示だけで動くとなると、
けっこうな恐怖心がある。
相手とのコミュニケーションがすごく大事になる。

一方、指示を出す方はどんな感じか。
相手のことを思っているようで、案外自分勝手なというか、
あいまいな指示を出す。
たとえば、「もうちょっと右に向いて歩いてください」とか。

「もうちょっと」とはどのくらいの「ちょっと」なのか、
見えてる方は「もうちょっと」が視覚的にわかるが、
見えてない方はそれがわからない。

「右に向いて歩く」は、身体ごと右に向き直すのか、
それとも半歩か一歩、右にコースどりして歩くのか。
これも、見えてる方のみ、視覚的にわかっている。

ガイド役は具体的に指示を出す。
「1時の方向に向きを変えて歩きましょう」

ガイド役はどのくらいの頻度で指示を出すのか。
必要なときだけか、それとも、常に声をかけ続けるのか。
コミュニケーションの頻度によっても、お互いの信頼性が変わってくる。

キャプテンシップとして何が必要か

ブラインド・ウォークは、信頼とはどんなふうに醸成されていくのか。
それを体験するワークだ。
コロナになって、人と接触するワークはできなくなったが、
やはり、プレイングマネージャーとしてのキャプテンシップを養うには、
この信頼醸成ゲームは欠かせない。

ストーブの中で薪が互いに支え合って燃えているのを見て、
ブラインド・ウォークを思い出していた。