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DXは「習うより慣れろ」、ってことだ

ぎこちなく始まった、議会改革特別委員会。

18人の市議会議員みんなでiPadに向かって、
会議のペーパーレス化のトレーニング。
これもDX、大事な議会改革だ。

SideBooksというアプリを使って、
フォルダーから書類を取り出し、
ページをめくったり、
紙面を拡大したり、元に戻したり。

「指を画面に当てて、右から左にすーっとなぞってください」
講師がやさしく教える。
右から左、右から左。
「戻すときは、左から右、左から右」
左から右、左から右

「大きくするときは、指2本でお塩をつまむようにして、
そのまま画面に当てて、すーっと開いてください」

「戻すときには、画面の真ん中をトントン、っと」
リズミカルに軽く叩けば、元のサイズに戻る。

「ペーパーレス化って、つまりこれだけなんです。
めくる、広げる、縮める」

たしかに。
アプリとかソフトウェアとかの使い方以前に、
まずはハードの使い方に慣れる。
慣れれば、あとはどんなアプリでもなんとなく使える「勘所」がわかる。
使い方を類推することができる。

「80歳の議員の方が一番上達した、っていう議会様もありました」
なぜだ?
「お孫さんといっしょにYouTubeをご覧になるそうです」

まずは、ハードの使い方に慣れること。
わたしも意外と、iPadはまだ使いこなせていない。
Kindleか新聞のアプリ。読み物専用マシンになっている。