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韓国との関係が、どんどん悪くなっていく。
互いに「あっちが悪い」、という立場から動けないでいる。

政治はダメでも民間は交流が続いているから大丈夫、
というのがこれまでだったが、
どうやらそれも怪しくなってきた。
韓国からのインバウンドは7.6%減っている。

7.6%減ってどのくらいの人が日本を訪問しているか。
56万1700万人。
インバウンド全体が299万1000人だから(こっちは5.6%増)、
あらっぽく計算すると、1/5が韓国から。

こと韓国のことになると、感情的になることこの上なく、
感情のヒートアップが想像効果を生んで、
どんぱち始まらないとも限らない。
そんなことあるかと一笑に付せればいいが、
この政権、そしてこの政権の支持者たちのこと、
アメリカが「いいよ!」っていえばなんでもやってしまう。
憲法だって法律だって知らん顔の、人治主義。

なんで韓国、中国のことになると、
複眼的にものが考えられなくなるんだろう。
いろんな角度から見て、考えているとはとても思えない。

メディアも憎悪感情を焚きつけるような
報道をしなくもない。
たとえば、河野太郎外務大臣が、
韓国外相との階段の前に握手をして、
金ピカの時計をしていた、というネットでの批判に対して、
「竹製ですが、何か。」
とツイッターでいなした、というニュース。

必要ないよな〜、というより、
煽ってな〜、と。
日本人の一部に溜飲を下げさせるためだけの報道で、
信頼関係をさらになくす効果でしかない。

日韓両国を歩み寄らせたいなら、
たとえば民間でたがいに交流しあっているところを強調したり、
韓国に旅行に行かなくても、なんだかんだ日常で韓国入ってきてるよねとか、
親密さを再認識させるような報道を……
ってここまで書いて、ああこりゃダメだと自分でダメ出ししてしまう。

メディアは、
「犬が人間を噛んでも記事にしない。
人間が犬を噛んだら記事にする」
ものだった。

他人の揉め事こそ美味しい蜜なのである。

だからこそ、そうじゃないスローニュースが
もっと広がっていく必要がある。

金だの竹だの、それが何か?