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電車から降りてみる、レールから外れてみる

東北新幹線が、先日の地震の影響で止まったまま。
常磐線も同じく運休してるので、
鉄道で東北に行くことができなくなった。

釜石の友人トツカちゃんは、クルマで7時間かけて東京にでてきたらしい。
なるほど、鉄道がダメならクルマがあるか。
クルマを運転しないわたしにとって、その選択肢はまったく考えてなかった。

じゃあ陸じゃなくて空はどうか。
羽田空港から仙台空港へ行き、
仙台からバスで釜石に行く、というルートもある。
羽田から大阪伊丹に行って、伊丹から花巻空港、
花巻から釜石線で、というルートもある。

いやいや、鉄道だって上越新幹線で新潟に行き、
在来線で秋田に行き、秋田から盛岡、
盛岡から釜石、ということもできる。

『たった1人からはじめる イノベーション入門』
を読んだ。

誰もが同じ1本のレールの上を走る電車に乗っていて、目的地には同じ電車で行かないとたどり着けない。人生について、そう思っている人が多いように感じます。

いまのレール=仕事、いまの電車=価値観、だとするならば、
いまのレールと電車でいくよりほかにない、はずはない。

レールの横にも道はある。

パラレルキャリアをやっていたら、そのことがよくわかる。
パラレルキャリアで、仕事を相互乗り入れさせていると、
思わぬ発見とか相乗効果とか、そんなこともままある。

それは、イノベーション(新結合)だろう。

それと、電車を降りて、レールから外れてみて、
ようやく見えてくるものがある。
そこから始まるイノベーションもあるだろう。


『たった1人からはじめる イノベーション入門』 竹林一 日本実業出版社 2022年