AIU図書館

24時間365日オープンの
国際教養大学の図書館を見学してきた。

たそがれ農育園での
大隈塾の稲刈りを手伝ってくれた縁で、
学内と図書館を案内してもらった。

「学生が優秀、図書館がすごい」
と、事あるごとに聞いていたので、
頼み込んでみたら、
快く引き受けてくれた。
優秀かつ、親切だ。

AIUと訳す。
「ICUとAPUによく間違えられる」
という。
国際教養大学
国際基督教大学
立命館アジア太平洋大学

1学年200名、
学部は国際教養学部のみで、
3年次にグローバルビジネス課程と、
グローバルスタディズ課程に分かれる。

秋田県内よりむしろ県外からの学生が多く、
国内グローバルな大学で、
関東圏出身者が70%を超える早稲田大学とは
えらい違いだ。

案内してくれた学生たちも、
男子は東京、女子は大阪から。

さて図書館。
「本のコロッセウム」
入学パンフレットに書いてあるように、
円形劇場のようなつくり。
秋田杉と伝統技術を使って、
傘型に屋根が設えてある。

開架式の書棚は、全部英書。
遠目でパッと見ても、それとわかる。
さすが講義も英語で行われてるだけあるな、
と思ったが、
見歩くと誰も本を使ってない。

案内してくれた学生に聞くと、
4年生の彼は、図書館は毎日のように使ったが、
蔵書はほとんど使ったためしがない、と。
「調べものはネットです」

だったら図書館に来る必要ないじゃないか、
とも思うが、
この図書館内部の雰囲気、環境は、
自習するにはこれ以上ない。
「知の格闘」の気分になる。
モチベーション上がる。

頼むから使わせてくれ〜、
と願ってみたが、
いつも早稲田の図書館でも勉強してない
ことに改めて気がついて恥じ入った。

コンビニはなく映画館もなく
交通インフラは貧弱だが、
リベラルアーツと知的な豊かさは
手に入れられそうな大学、図書館だった。