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「わたしにしか見えない現実がある」って自信がなかったんだけど

ANAで沖縄に向かっていて、機内でのコンテンツで
糸井重里さんが野中郁次郎さんにインタビューしてる「ほぼ日」がやってた。

野中郁次郎さんの本はいくつも読んだことはあるけど、
しゃべっている野中郁次郎さんは初めてかもしれない。

「過去の成功体験への過剰な依存」
「状況や環境変化への対応ができない」

いきなりこんな言葉が出てきて、
カチッと仕事モードのスイッチが入り、
スマホのメモアプリを立ち上げて、
20分ぐらいのインタビューコンテンツで、
ずっとメモしっぱなしだった。

「原点は全身全霊の直接体験」
「それによって主観が生まれる」
「主観が重要」
「わたしにしか見えない現実がある」
「ディスカッションで客観化し」
「数値化、理論化する」
「という順番が正しい」

次から次に、ホントに一生懸命、夢中でメモした。

「原点は全身全霊の直接体験」
メディアやネットで情報をとって満足してたり、
ワークショップやグループワークばかりで学んでいないだろうか。

「それによって主観が生まれる」
「主観が重要」

客観的であること、客観化することを重要視してないか。

「わたしにしか見えない現実がある」
わたしにしか見えてないってことは、もしかして間違ってるんじゃないか、と自信がなくなってしまう現実がある。

「ディスカッションで客観化し」
あ、ここにくるのか。
まずは体験する、しかも全身全霊で。
そういえば、playfulも「命がけで」楽しむものだといわれている。
体験して、その現実だったり目の前の現実から、
思考を得る。
それをダイアログだったりディスカッションだったりして、

「数値化、理論化する」
つまり、言語化する、客観化する。

「という順番が正しい」
そうだったのか。

主観には正解も不正解もない。
主観のぶつかり合いから、客観が出てくる。
それは、知的なコンバットだ。
全身全霊でのぶつかり合いこそ、
変化の激しい時代には必要。

つまり、正解だとか成功だとかへの一本道はない。
過去の成功体験は通用しないことが多い。
成功体験にしばられていると、
変化に対して対応できなくなる。

知的なコンバットも大事だし、
コンバットによって客観を生み出す一方で、
ときには共感と対話も、本質をつかむためには必要。

直接体験をし、
知的なコンバットと共感と対話の場をつくっていく。
そういうコミュニティ、だな。

帰りもANAだから、また観よう。楽しみ〜。
(上りと下りで番組が違う、ってことないかな……)