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委員会でのブレーンストーミングとランチ会

ブレスト(ブレーンストーミング)をやった。

昨日の議会だより編集特別委員会。
会議開催の委員長(わたし)セレモニーのあと、
わたしが
・今回の会議の目的は、紙面の良かった点と改善点を出すこと
・この会議は結論を出さない
・終了時間は◯◯:◯◯
と宣言。

「ブレーンストーミングをします」
続けてわたしがいう。
「ブレーンストーミング、ご存知ですよね?」
返事はない、けど、委員6名のみなさんの表情で理解する。

「ブレストには、3つのルールがあります」
わたしは立ち上がって、ホワイトボードに向かう。
黒マジックのキャップを取って、書き出す。

①否定しない
②意見は質より量
③とっぴな意見は大歓迎

なぜこのルールがあるのか、このルールにどんな効果があるのか、
少しルール解説をして、
「じゃあ、最新号の振り返りからやっていきましょう!」

ゆっくりめのスタートだったが、
少しずつ意見が出始める。
委員長(わたし)、立ち上がってファシリテーションしながら、
ホワイトボードに次々と書いていく。

そして、とっぴな意見がでた。
ということは、否定的な意見がでるところだ。
「いや、それはね……」
と言い始めるかもしれないのは、Aさんだ……。

Aさんの方をちらっと見ると、Aさん、じっとしている。
うなずきも首振りもなにもしない。
ただ、わたしと目を合わせただけ。

とっぴな意見は、固くなりつつあった思考回路をやわらかくする。
なにより、その場に笑いがおきる。
心理的安全性が高くなる。

頃合いをみて、話題をほかの市町村の「議会だより」との比較検討にした。
あらかじめ用意した一覧表を配った。
自治体名、議会だよりの名称(サブタイトル)、特徴などを拾い上げ、
その表を見ながら内容を説明したあと、
会議のテーブルに並べている各議会の議会だより(広報誌)を手にとってもらって、
広げたり閉じたり、読んだり眺めたり、
席を立って歩いて、あるいはテーブル上で手を伸ばして、
こっちの「議会だより」これこれ、あっちの「議会だより」はあれこれ、
いろんな感想や意見をいってもらった。

これも、ブレスト方式で。

そして最後は、
「議会だよりのサブタイトルをつけるとしたらどんなの?」
というテーマ。
つまり、わたしたちの「議会だより」の目指すべきものは?

議会だよりだって、ずっと変わってなかったわけではない。
少しずつ、時間をかけて、何代もの編集委員会が変化をさせてきた。
それは、「議会を知ってもらうための広報誌」だった。
だとすれば、それを踏まえながら目指すものは……。

とてもいい意見がでたが、結論はまだださなかった。

ブレストは、簡単なようでいて、実はむずかしい。
自分とは考えの違う意見を否定しないで受け止める、
そのためには、ブレストの参加者になりきらなければならない。
①②③の3つのルールを守るブレストの参加者を、演じなければならない。

その点、釜石の議会だより編集委員会のメンバーのみなさんは、
まったく慣れていないワークにすっと入ってきてくれた。
この理解力と行動には、委員長としてすごく助けられた。

委員会は時間通りに終了し、近くのカフェでのランチ会に、みんなで歩いていった。

kikuyoshiでつくってもらったランチプレート