要するに、「銀行におカネ預けたら危険ですよ」
と、はっきりいったってことね。
金融庁が。

老後のために2000万円必要だ、
ってことで盛り上がってるが、
金融庁がそう主張して、
麻生太郎大臣が
「そんな報告書受け取らん！」
って突き返して、
まいどまいどのドタバタ劇。
とばっちりの官僚さんたちが
哀れ感をさそう。

この人たちだって、2000万円足りなくなるんでしょ？
公務員はべつ？

金融庁がいいたかったのは、
「年金じゃ暮らせないから、投資してお金を増やしましょう」
ってこと。
「銀行に預けておいてもムダですよ」
から
「銀行に預けておいたら危険ですよ」
に変わった。
そんなこと、とっくにみんなわかってた。
だから、トラノコとかアプリ使って、
「お釣りで投資」が流行ってる。

問題は、その投資は何に投資してるか、
というと、外国のおカネ。
保険も基本的に、外国のおカネで安定させてる。
日本のおカネは、金利が安くて投資にならない。
おカネが増えないから。

中国でスマホ決済が進んでるのは、
銀行の預金金利が高いから。
0.7%ある。（大和ネクスト銀行）

スマホで決済するには銀行預金が必要で、
銀行預金すればおカネが増えるから
みんな銀行におカネ預けて、
そのカネをピピピッと使うわけ。

2000万円足りない。
だから投資しましょう、っていう前に、
金利を上げてくれ。
銀行に預けてるだけで、ちょっとだけでも増えるようにしてくれれば、
100年ちょっとだけ安心するのさ。

ほんのちょこっとの安心から始まるものがあるだろう。