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ウォルト・ディズニーに学ぶ七転び八起き経営(1)

この本を読んだきっかけ

私はディズニー好きなのかというと、好きではあるが、ディズニーランドは、ここ3年くらい行ってないし、年パスも持ったことはないです。
ただ昔、MBTI性格診断をしたときに、自身の考えや傾向がウォルト・ディズニーと一緒ということをしりました。
(ちなみに、私はENFPという性格の結果でした。)
無料でできるサイトもあるので、ぜひ読者の皆様も試してみてください。
私が利用したサイトはここです。

将来は経営者になりたいという思いを持っており、いろんな経営の本を読んできたりしましたが、イマイチしっくりくるものがありませんでした。その時に、性格似た人の伝記であればしっくりくるのではないか?という安直な考えだったのですが、読んでみたら経験と合致することが出るわ出るわで、この戦略は大成功でした。今後はウォルト・ディズニーを研究したいと思います。

この本のあらすじ

この本では、ウォルト・ディズニーは多くの失敗を経験し、倒産や心労に苦しみながらも諦めずに挑戦を続けていました。普通の人であれば、心折れると思ってしまうようなことも、彼は自分の才能を信じ、突き進みました。また、常に新しい技術や手法を取り入れることで常に時代に合った作品を生み出しました。この本の中で語られるウォルト・ディズニーの成功の秘訣は、常に自身の才能を信じ、失敗を乗り越えるために創意工夫し続けることにありました。彼の姿勢は、まさにタイトルの通り「七転び八起き」であり、経営においても、自己の理念を貫き、チャレンジし続けることが重要であるということを教えてくれました。

ウォルト・ディズニーという人間

本書では、冒頭にウォルトの性格について下記のように記載されている

ウォルトは相反する面を持つ男だった。しっかり地に足がつき明解でありながらも、その思慮の深さで絶えず人を驚かせていたし、質素な生活を送りながら、ディズニーランドや未来都市エプコットのような、壮大で複雑な事業に思いを馳せた。枠にはまらない想像力と、不可能なことは何もないという信念を持つ子どものような男だったのだ。その一方で、目標を定め、夢を実現するという能力にかけては、驚くほど成熟していたのである。そして、ふたりの娘の父親としても、喜んでその役割を果たしていた。どんなに忙しくても、家族と過ごす時間を優先していたのだ。ハリウッドでは珍しい、子どもに熱心にかかわる親だった。
パット・ウィリアムズ著(2006) ウォルト・ディズニーに学ぶ七転び八起き経営 p.5-p.6

記載されていた内容は本書を読んでいくと、ウォルトの経験から、そうであると頷けるものである。私の経験から、思慮深い人での成功者は多いと感じる。深く考えることで成功を手に入れるのだ。ウォルトも同じであった。人間は考えているというが、大抵はそんなに深く考えていない。よくよく話を聞いていると論理が破綻している人や事実に基づいていない人も多くいる。この深く考える能力というのは、成功と相関がありそうと私は経験則ですが思っています。
この深く考える能力を身に着けるために、私が実践していることは、また今度別の機会に記載します。

楽観主義者

ウォルトは楽観主義者とも書かれていました。本書を読むと、会社立ち上げ時の仲間に裏切られたりと成功ばかりとは言えない人生を歩まれているようでしたが、いつでも前向きでした。過去のことを引きずっているのはほとんどなく、基本的には仕事が絶望的な状況であっても、前向きに考えて仕事をされていたようです。

この楽観主義者というのも私の経験上、重要な成功のための要因だと考えています。私も含め、多くの人はダメになりそうなときにあきらめてしまう人が多いです。しかし、諦めずに最後までやり通すとなると、どこか楽観的なところが必要になってきます。絶望的な状態に追い込まれた時ほど、本書のことを思い出して前向きに仕事に取り組みたいと思います。
まだまだ私は楽観主義者になりきれず、昔のことを引きずってしまうことも、最悪のケースを考え前に踏み出せないことも多いので、ウォルトを見習って、楽観的・前向きに生きたいと思っています。

ウォルトというセールスマン

本書を読むとウォルトはアニメーターとしてよりも、どこかセールスマンとしての才能が彼の成功に大きく関わっているように思えます。彼は、一流のアニメーターでありながら、一流のセールスマンでした。どんな大物相手にも、ひるまず、おごらず、交渉を進めることに関しては天才的でした。
本書ではウォルトのセールスマンの才能を5つに分解しています。

正直さ

セールスマンと聞くと、いかにも良いもののように語り、高い値段で売りつけるイメージがありますが、ウォルトは真正直な人間だったようです。
調子のよいことを言うわけでも、セールストークが上手なわけでもなく、ただ正直にただ誠実にウォルトの考えを売り込んでいたそうです。

ここには私も考えるものがありました。起業家というのは、自身の夢を語るのが非常に上手いです。まだ出来ていないものを投資家からお金を引っ張てくる。ウォルトなんてましてや、本当に夢のような話をしていました。
こんなんで、投資家はなぜお金を払うのかというと、起業家に最も重要な才能である、人の心に火をつけるということをするからです。
起業家は仲間を増やすために、自身で語り、仲間を増やしていく必要があります。これができないと起業家は、仲間を増やすこともできず、投資ももらえずになってしまい、事業に失敗してしまいます。また、このくらい語れる人でないと困難な状況に陥った時に、途中で投げ出してしまうのです。
正直さというのが、偉大な起業家になるための重要な能力であると、改めて認識させられました。

情熱

これは先ほどの正直さの中でも、少し触れましたが、ウォルトは自身の情熱を誰かに点火するすることが上手でした。
皆さんも、誰かの話を聞いてワクワクしたことありませんでしたか? もしかすると、あなたも誰かをワクワクさせたことがあるかもしれません。
情熱をもって話すと、人に情熱は感染し、周りの人を熱くしてくれます。これが社内外問わず行えるのです。

自信

一流のセールスマンは自身があります。ウォルトも同様で、正直で誠実ではありましたが、自信たっぷりの楽観主義で、将来の計画を説明するようでした。

これも私は経験あるなと思ったことがあります。まったく同じ内容を話している二人がいるとして、片方は自信たっぷり、もう片方は自信なさげに話していると、やはり自信たっぷりな人のことが信頼できます。
テレビのコメンテーターは、このことを知ってか知らずかはわかりませんが、専門外のことも、自信たっぷり語る人が多いですね。ここで専門家でない人の意見も信じてしまう人が多いのでしょう。悪用は指定はいけないと思いますが、自分が信じてやまないことは自信たっぷり話すのが良さそうですね。

勇気

世の中、何かを売ろうとすれば、必ず断れるということです。断られることを恐怖してしまう人も多いですが、「断られることが問題なのではなく、一日に何度断られるかが問題である」と本書では語られています。

仕事で断られると、ショックは大きいですが、断られたことを気にしないことです。また、断られたのは自身ではなく、製品であると考えて、次々と売り込むということでした。
ウォルトは評論家にへつらったりはしないし、断られることを恐れたりもしないようでした。
そういった点を真似して、営業では断られる前提で動く必要があるということです。

粘り強さ

最後の要素に粘り強さです。これが最も重要と本書では語られています。ウォルトは、粘り強さと、自分の能力を信じることが必要ということをわかっていたようでした。

何度も記載した通り、途中で諦めてしまう人の多い中で、自身の能力を信じてウォルトは前に突き進める人間でした。自身の能力を信じるというのが非常に難しいですが、自身がやりたいと心に思ったことがあったとしたら、自身にはそれをやり遂げる才能があるということを一心不乱に信じる。これをウォルトはしていたとのことでした。
なかなか言うは易し、行うは難しですが、私も実践したいと思います。

ここまででまだ序盤ですの、続きはまた後日記載します。
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