苦手な理由は「安物」だったから

最近アロマに凝っていて、いろんなお店で嗅ぎ比べをしたりして選ぶの楽しいなぁと思いながら日々過ごしています。私はハーブやフラワーエッセンスについてはかなり勉強してきたなぁと自分でも思っているのですが、アロマはなんとなく学んだっきりで、深くのめりこんではいなかった分野なんですね。理由として思うことは、街で嗅ぐアロマ(精油)の香りがキツかったり、つーんとくる感じがあったりして、「なんかあんまり使いたくないなぁ」と思っていた、ということがあります。しかしながら、今あらゆるメーカーの香りを嗅ぎ比べしてみて、それは安くて品質のあまり良くない香りを嗅いでいたからだったかもしれない、と思うようになりました。

私は野菜嫌いではない(むしろ好きな)のですが、たまねぎやネギだけは昔から苦手で、特に生のたまねぎは本当に苦手なんですね。お刺身もあんまり好きじゃなくて、実家にいた時にお刺身が出てきてもたくさん食べられませんでした。そんな私ですが、今日とれたての新たまねぎ(生)と新鮮なお刺身をお昼に頂いたところ、これが結構おいしくてパクパク食べられたんです。結局、そのものが好き、嫌いというよりは、新鮮さや質の問題だったのかもしれず、良質なものであればおいしく食べられるものもたくさんあるのかもと思ったんですね。アレルギーの原因は結局は化学物質なのではないか、という説と同じで、今まで食べたくないと思っていたのは農薬や化学肥料などの化学物質に反応していたから、養殖魚や安い奇形魚を食べていたからかもしれません。

人々が安さを追い求めるあまり、品質そっちのけでとにかく安い製品を作ろうという動きは常にありますよね。「薄利多売ビジネス」の限界感の記事にも書きましたが、薄利多売って誰にも良いことがないというか、「安さ」に目がくらむばかりに、不正をしたり化学物質などの身体に悪いもの漬けになったり、従業員が低賃金で疲弊したりと、悪循環に陥るばっかりになります。それは私たち消費者にも責任があって、「安いから」という理由で購買行動をしてしまう人が多いからこそ生じる問題ということになります。私たちが「安さ」を追い求め続ける限り、その流れは変わらないんですね。

私自身も、同じものを買うのであればできる限り安く買いたいという気持ちはあります。それでも適正価格というものはあるわけで、いくら安くても安すぎるものは嫌だし、求める質と価格が見合っていなければ買いません。同じものでも、質の悪いものと質の良いものでは、別の種類のものなのではないかというくらい価値が違うということはいくらでもあり、たまたま質の悪いAを見て好きじゃない、と思ったとしても、質の良いAは好きになる可能性もあるわけです。なんというか、もはや種類ではなくて「品質」や「価値」の時代になってきたなぁという感じがしています。

何か苦手意識があるなぁというもの、食べ物でも芸術でもなんでも良いですが、それはもしかしたら、質がいまいちだったから苦手意識を持ったのかもしれません。本当に素晴らしいもの、良質なものに触れれば、価値観が変わる可能性も大いにあります。安さに惑わされず良質な本物に触れることで、苦手なものが減っていき、自分自身の人生にも豊かさと彩りが加わることに間違いはないと感じました。

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