「結果」と「目的」を取り違えるな

世の成功系、儲かる系、願望成就系、スピ×自己啓発系のセミナー(ブログ・本)に疑問を感じるところから色んなことを調べ始めた昨今ですが、やはり一番気になるのが、「結果」と「目的」を取り違えていることが多いんだなーということ。人々の役に立つようなことをしていれば、結果としてファンが増えたり、仕事になったり、収入を得られたりする、というのが通常の流れなのに、まずその「結果」の部分を追い求めようとして、近視眼的なノウハウやテクニックにはまる人が結構多いみたいですね。だからこそ成り立つセミナー稼業というわけです。

私は「儲けるために」とか「他人に認められるために」といった動機で何かをすることはあまり良くないことだ、という思想を持っています。それはあくまで「結果」なのであって、それを「目的」にしてしまうのは違うと思うのですね。「目的」というのはそういった「我欲」をベースとするものではなく、もっと多くの人の役に立つことであったり、(漠然としてますが)世の中を良くすることであったり、全体にとってプラスになることであってほしいと思っています。「結果」を「目的」にしてしまうと、ずるをする人が出てきたり、中身のないものや質の悪いものが量産されたりと、業界・産業の不健全化につながることにもなりますよね。なんというか薄っぺらいし、本質的ではないなぁと思ってしまいます。

「有名になりたい!成功したい!」と思われる方は多いでしょうが、有名な人、成功者、歴史に名を残している人にもいろんなパターンがあると思います。本当に純粋な気持ちで人の役に立とうとして実績を残した人、我欲バリバリでのし上がった人、強大な権力やコネがありマスコミに持ち上げてもらえた人、その人を「すごい人」と仕立てあげることが支配層側にとって都合がいい人、など様々です。庶民にとって本当に素晴らしい功績を残した人ほどマスコミには取り上げられないし、謎の不審死をとげたりするものです。ノーベル賞などにもだまされてはいけません。というか、あらゆる「賞」自体とてもアヤシイもので、有名なものほど中身よりも思惑や権力によって決まっていると思った方が良いでしょう。「成功を目指さない」という幸せという記事にも書きましたが、(本当はコネと権力がものを言うのに)庶民に夢を見させて甘い汁を吸っている業界が世の中たくさんあるんですよね。

自然と流れに乗ってうまくいっているように見えている人も、実はあらゆるところにコネや人脈を持っているのかもしれませんし、本人と親しくない限りはそういったところまでは推し量れません。成功法則を使ったからうまくいっている、ように見えて、実は「その人だから」うまくいったということが少なくないのでしょう。でもその人には「うまくいった」という実績はあるわけなので、「結果」を求める人にとっては教祖様的な存在になります。世の中、「楽してうまくいく」ことなどありえず、一番大事なのは地道に継続的に、勉強したり経験を積んだり技術を磨いたりするというただそれだけなのだと思っています。こういう現実的で本当のことを言ってしまうブログよりも「夢が叶う!成功できる!儲かる!」と書いているブログの方が人気が出るのは当たり前ですね(笑)。

今の自分は夢中になってやりたいこと(思想や宗教の勉強)があるので、それ以外のことを学ぶ時間はもったいないなぁとすら思っています。本当にこれ!というものがあれば、集客、ノウハウ、テクニック、儲かるセミナーetc…には興味がなくなってくるのではないでしょうか。「結果」はあとからついてくるものであって、「目的」にするのはおかしいのだということを肝に銘じ、日々の積み重ねを大事にしていきたいと改めて思いました。

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