「正規」がみんなの首を絞めるというパラドクス

社会派記事多めの昨今ですが、相変わらず今興味があるのは労働問題だったり、ビジネスの話だったりと、ゴリゴリ現実的な内容ばかりです。やっぱりこういうのも波があって、思いっきり宇宙とかヒーリングとか内観とか言ってる時と、現実的な話題がしたいときとあるものですね。私としてはせっかく学んだスピリチュアル的な考え方を現実的に実践していきたいという思いが強いので、スピリチュアルをスピリチュアルの世界で完結させたくないんですよね。だからこそ労働問題や働き方といったテーマには同世代の女子にはないような強い関心があります(笑)。ヒーラー、カウンセラー、占い師の方というのは数多いらっしゃいますが、大きな組織で働いていた経験を何かしら活かしていけたらなぁと思いますね。

今は電通の過労死事件があったからか、長時間労働についての議論が盛んなようですが、様々な意見を見ていると私の脳内からも大量に考えや意見が溢れてきてしばしば洪水状態になります(笑)。もはや口でしゃべったのを録音した方が良いのではないかと思うくらいで、あれやこれやとアイディアが浮かんできます。考えれば考えるほど、長時間労働問題も、正規非正規問題も、待機児童問題も、ありとあらゆる問題が密接に絡み合っていて、どこかの一つの解決ではどこかにしわ寄せがくるだけで、全体のしくみを考えなければ根本解決には至らないのだなぁということを脳内整理真っ最中です。あらゆる問題が積み重なって極まって、もう爆発寸前という感じ。来るところまで来たのではないでしょうか。

ここでいきなり話は変わって、「愛」の話をします。真実の愛、無条件の愛というものは、相手を「自由」にするものです。相手を支配し、自由を奪い、束縛する愛は条件付きの愛ということ。赤ちゃんを見てもわかりますが、人は根本的に「愛」「自由」の存在であるため、「愛」「自由」な状態を心地よく感じますよね。「自由」というのは究極的には選択肢が多いことだと思っています。私は常々多様な選択肢が選べる社会が真に成熟した社会だ、ということを言っていますが、それはつまり自由度が高いということであり、恐れや不安ではなく、より愛の状態でいられるということでもあると思うんです。ちょっと想像しただけでも何となくわかりますよね。

結局、縛りや条件、束縛、拘束が多い状態というのは、「自由」「愛」の状態から遠ざかってしまうということであり、不満や不安が大きいわけです。今の働き方、労働問題すべてに通じる問題は、「自由度の低さ」に原因があると思っており、あらゆる規制をなくし、フリーな状態に近づけることが、一番の解決策ではないかと思うのですね。よく言う「雇用の流動性」というものでしょうか。今の働き方って規制とか決まりが多すぎると思っていて、それによってがんじがらめになり、みんながみんなその決まりがあることで苦しんでいる印象が否めないのです。その決まりがあることで優位、守られていると錯覚しているだけで、実は苦しんでいるというパラドクス。本当は全部逆だと思います。とにかく変化に対応できる柔軟さ、自由度、流動性こそが大事なんですよね。

私の頭の中の洪水で流れてきた考えとしては色々ありますが、まずは28歳が新卒一括採用について思うことにも書いたような就活のあり方の見直し、解雇自由化、副業禁止の撤廃、給与体系の見直し(時給労働を極力減らす)、正規・非正規の別の見直し、育休後の再就職制度拡充…など。私が良いなと思うのは解雇自由化と正規・非正規の別をなくして、全員非正規にすればいいという極論のアイディア(笑)。この二つは実質似てくるんですけどね。

たった数回の面接で雇った人をクビにできないからこそ、雇うのも慎重になるし、雇われる方も一回雇われたら定年までいられると油断するからこそパフォーマンスが下がる窓際族が生まれたり、頑張っている人のモチベーション低下と優秀な人の人材流出につながっていくわけですよね。だからこそ結局変な人しか残らない組織が生まれるということ。雇う側は正規じゃないから良い人材はすぐ辞めるかもしれない、雇われる方もいつかはクビになるかもしれないという、ある意味双方に緊張感がある関係ですが、逆に言えばどちらも気楽です。今書いていて、正規・非正規の差や定義がいまいち曖昧になってきましたが、給料面での定義はないはずなので、非正規だろうが今でいう正社員並みの給料を出すことは可能なはず。正規・非正規の区別ポイントは、期間の定め(解雇できるか)と昇進とか役職の話なのでしょうか。私も含め、その辺りの捉え方も人や会社によって違うかもしれません。非正規で仕事を掛け持ちして収入源をいくつも持つ、みたいなことがこれからのリアルセーフティネットだと思いますね。

私も思いつきなので熟考はしていないのですが、そろそろ「安定」というものの定義、常識を根底から変えていく必要があるのは確かですし、働き方を本質的な部分から見直し、整理することは非常に大切だと思います。とはいえ、いきなり社会を変えることができないのは事実なので、まずは自分ができることから少しずつ。今の現実は全ての人の意識が創りだした投影であるということを腑に落とし、一人一人が意識を変容し、現行のシステムから離れていくことが、なんだかんだ一番の近道なのではないかと感じますね。

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