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全豪オープンテニス準決勝2試合の感想

今日は全豪オープンテニス大会12日目、男子シングルス準決勝2試合が行われました。対戦カードはハチャノフ対チチパス、ジョコビッチ対ポール

以下、感想

ハチャノフ対チチパス

下馬評ではチチパス有利で、結果はそのまま3-1でチチパスの勝利。
正直私は今までハチャノフの試合はほとんど見たことがなく、唯一あるのが2018年全米のナダル戦。あの試合の印象が強かったのでかなり良いテニスをするのかなと思っていましたが、今日は想像以上にバックのクオリティが低かったです。
フォアも主導権を握れる程の火力は出せておらず、単純にチチパスの方が強かったですね。スコアは競っているように見えますが、それ以上に二人の間に実力差を感じました。

1stセットの段階で基本的にラリー戦の中で展開を仕掛けるのは毎回チチパスでしたし、ハチャノフはその展開に対応する側に回らざるを得ませんでした。その展開を生んでいたのが、ハチャノフのバックのクオリティの低さ。というのが私の感想です。あのバックを改善しない限りグランドスラムの決勝に進めるレベルには辿り着けないでしょう。

ジョコビッチ対ポール

この試合は私の予想通りジョコビッチによるレ○プ試合でした。2ndセット後半からのポールは終始何をしたらいいか分からないといった表情でしたが、あのテニスをされるとそうなるのが当然です。ただジョコビッチが技術の高さを見せつけるだけの試合で、正直面白くはなかったですね。

そう、今日の試合で改めて思ったんですがね、スポーツって世界トップレベル同士の実力が拮抗してないと面白くならないんですよ。
サッカーワールドカップ決勝のアルゼンチン対フランスに世界中が熱狂したのは、本当にお互いギリギリで戦っているのが誰の目にも明らかだったからです。でも今年の全豪はトップ選手が怪我に苦しんでいる状況だったのでそういった試合が少なかったですね。

アルカラスとズべレフが本調子ならもっと盛り上がっていただろうなと。
ズべレフは21年全豪全米のジョコビッチ戦、22年全仏のナダル戦と、非常に高いクオリティのテニスをする数少ない選手。アルカラスも昨年のマドリードでジョコビッチ相手に6-7 7-5 7-6という勝ち方ができる選手です。早く戻ってきてほしい。

そして決勝はチチパス対ジョコビッチ

間違いなく今大会男子シングルスで一番質の高い攻防が見られるでしょう。

予想は3-1ジョコビッチ勝利


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