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ひらく設計舎ひらきました。

このたび、栃木県にて二級建築士事務所を開設いたしました。
住まいは東京にありますが、これまでも、栃木の実家をもうひとつの拠点として仕事をしていたのと、この年になって育った地で役に立ちたいと思って…なんて、それはもっともらしい建前で、本音は、去年父が亡くなって、栃木との縁が細くなってしまったような寂しさに自分でも驚き、栃木で過ごす時間を増やしたいという気持ちも大きいのでした、

でも、住所が東京だけど、栃木で開設なんてできるのかな?
と、事務所協会に問い合わせたところ、この数年でのリモートワークの一般化されたことがあったので、東京に住みながら栃木を拠点に設計活動できるよね!と判断いただいたようです。

「お店や事務所や会社をはじめた」という方は、おそらくその名前を決めるにあたって、様々な思いを巡らせて素敵な名前を探り出したと思いますが、私も、紆余曲折、アルファベッドの名前、カタカナの名前、漢字の名前などいくつも迷いました。

そのなかで「ひらく」という言葉を選んだのは、学生時代の設計課題から、仕事を始めてからの実際の設計や妄想設計、そのなかで「やりたかったこと」が「ひらく」ということで、それはずっと変わらなかったことに気づいたからです。

内と外の関係
人と人との関係
住まいとまちとの関係
今とこれからの関係
わたしとあなたの関係
大人と子どもの関係
つくるとすむの関係

その時々で、設計のプロセスではその「つながりをどうつくろうかな?」というワクワクした気持ちが、これまでの仕事のモチベーションだったと思います。

様々な「ひらく」を通してお客さんと私の未来をひらく。
そんな設計活動ができたらいいなと思っています。

そうそう、3年前に始めたnoteは家づくりのプロセスをお客さんにも開いて、つくることを楽しんでほしいと思ったところからスタートしたのでした。


冒頭の写真の、風景は、ル・コルビュジェのレマン湖畔の小さな家です。
あらあらしい石に穿ったこの窓がどんなにか気持ちを解放してくれるのだろう。行ったことがない私は、きっと、人生って素敵と実感させてくれるのではないかなぁ…と妄想するばかりですが、こんな「ひらく」が設計出来たら最高だなぁ。 日々これ精進。



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