村木宏太

村木宏太。 音楽プロデューサー、ディレクター、A&R。 40歳。 高校不登校…

村木宏太

村木宏太。 音楽プロデューサー、ディレクター、A&R。 40歳。 高校不登校。大学中退、年収200万からの社会人生活。4度の転職。 「人生、意外となんとかなるもんだ。」

最近の記事

体の内側からストレッチをする

1日の終わりにはストレッチをしています。 首、肩、腕、背中、腰、お尻、脚、、 いろんな筋肉を伸び縮みさせることで緊張を解いていくことで 凝り固まった身体が少しずつリラックスして行くのを感じるのは、 とても気持ち良いこと。 そして、最後に行うとても大事なストレッチがひとつ。 呼吸、なんです。 正確にいうと、身体を内側からおし拡げるほどの深呼吸。 呼吸でしか使うことのない呼吸筋というものもありますが、 それ以上に、胸郭の広がりを感じることで胸が内側からミシミシと広がるのを感じ

    • 当たり前のことを当たり前にやる

      最近、こんな「当たり前」のことをよく考える。 人と会えば挨拶をする 何か手伝ってもらえれば御礼をする 自分が間違ったことをすればお詫びをする 決められたことをきちんとこなす 上記は当たり前のことばかりだと思うけれど、 いつのまにか、当たり前が当たり前ではなくなってしまうことがある。 同じ会社のメンバーに挨拶しない 色々と家事をしてくれる母親を当たり前のこととする 間違っているのをわかってはいるものの認めない 最後までやりきらない 当然、疲れていたり、心が沈んでいる時も

      • 微差を積み重ねる

        なんだか髪型決まらない メイクが上手くいかない 洋服の丈がなんだかしっくりこない ジーパンの太さが微妙 目でみて分かるものだと、 1mが気になるけれど、音楽になるとそれがおざなりにされがちなことが多い。 美容師が気づかれないようにハサミを入れるように メイクがパッと見わからない色の重ね方をするように スタイリストが微調整を行うように パターナーが微妙なラインを作るように 作曲家は一音にこだわるし、作詞家は一文字にこだわる。 エンジニアは見えない細工を数多く施す。 その

        • 正解と不正解という考え

          転職を数多くすると、色んな社風があることを体感します。 トップダウンもあればボトムアップもある 即断即決もあれば熟慮断行もある また組織自体が成熟されて整えられていることもあれば、 未整備のこともあります。 特に中途が集まる組織では色んな考え方がごちゃ混ぜに存在するしている。 この業界ではこうだ、あの業界ではこうだ この会社ではこうだった、あの会社はどうだった、、 そんな中に正解不正解というものは存在しないように思います。 どんな考え方にせよ、一つのやり方を定め同じ方向

        体の内側からストレッチをする

          「調べる」と「出てくる」の違い

          最近、企画ものだったり考える仕事が多くなって来て、 色々なkeywordを入れて調べて、新しいものを調べて、ということがある。 当然、検索の仕方(技術)によって欲しい情報にいち早くアクセスしたり、 狙いにあったクリエイターさんに辿りつくことも多い。 ただ、そういった具体にたどり着くには「調べる」でたどり着くけれど、 その一段上のレイヤーの企画を考える、ということになると (例えば、長編小説なのか、オムニバスなのか、連作なのか) ・どういったものが世の中に存在するか ・それ

          「調べる」と「出てくる」の違い

          物の価値に自分が追いつく瞬間

          かしこまった会食を控え、少しかっちり目のスラックスを探しに出かける。 今までもシルエット、丈、素材、それなりに拘って探してきた方だと思う。 ただ、今日突然視界がひらけたような、心が踊るような経験をした。 「いつもの」良い感じ、の価格帯のスラックスを試着したところ、 在庫されていた色とサイズがうまくマッチせず、 同じようなものを店員さんにリクエストして 「少し値がはるのですが・・」と倍するものを提案される。 腰回りの細かな作り込み、ちょうど良い太さ、カーブ・・ 履いた瞬間に

          物の価値に自分が追いつく瞬間

          角打ちのメリット

          「角打ち」 聞き馴染みがあるようで、しっかりとその意味を知らなかった。 素敵な解説があったので、詳しくはこちらをご参照ください。 角打ち、と言えないのかもしれないが、 酒屋に併設されたレストランへ足を運ぶ。 ワインの価格もお手頃で、チーズもしっかり本格派。 仕入れのルートがしっかりしているから、 単体でお店を運営するよりも、原価を下げられるのか、と思った。 また、目利きのバイヤーが小売店と飲食店の両方を兼務すれば、 そのコストも下がる。 (その人に拠るところは大きくなるわ

          角打ちのメリット

          ルーティンから外れると

          毎日続けていることを1日やらなかったとすると ・やらなかった日 ・再びやり始める、ギアいれの日 ・安定に乗り始めるための日 と、改めて軌道にのる、ルーティンに入るまでに3日はかかる気がする。 ONの時は(そしてOFFの時も) 起動電力のようにエネルギーを大量に使うもので、 120%と70%を繰り返すことよりも、101%をいかに持続できるか、 ということに注力すべきなのは間違いない気がする。 マラソンも山登りも、安定したペースであること。 例えば自己啓発本を読んでやる気が出

          ルーティンから外れると

          気の流れを作る

          今日はリモートワークデイ。 仕事部屋としてあてがわれた3畳は、 窓から陽も降り注ぐ快適な空間。 とはいえ、ずっと同じ場所にいると、 何やら停滞した空気が流れる。 窓も開けて、ドアも開けてはいるが、 集中してほとんど部屋を出なかったからか疲れを重く感じる。 リビングで仕事をしたり、ベランダで仕事をしたり、 家の中で気分転換をしても変えきれない空気が存在する。 中と外、この出入りをすることが大切なんだなと思う。 酸素を吸って二酸化炭素を吐くように 動脈と静脈のように 身体を

          気の流れを作る

          やっておけば良かった、は時間差で

          10年前、きっと役に立つ!と思うもテストを受けるだけでやめたこと 5年前、今の自分に必要だ!とレッスンに通うも、なぁなぁになったこと 今日その2つがあれば圧倒的に結果が違った、という事態に遭遇した。 必要だとはわかっているけど 「今日は疲れたからしょうがない」と缶ビールを開け 「せっかくの休日だからのんびりしよう」と昼過ぎまで寝て、 そうやって自分を正当化する言い訳作りだけは得意だった。 昨日や今日の出来事ではなく、5年越し、10年越しの後悔。 取り戻せない圧倒的な時間が

          やっておけば良かった、は時間差で

          佇まいが表すこと

          同じような顔立ちで、同じような体型で、 例えば双子でさえ、どんなに似ていても、醸し出す雰囲気は全く違う。 「佇まい」という言葉は、言語化が難しいその雰囲気を表すものだと思うのだけど、どんなことが影響するのか。 ・人生(考えや行動)の積み重ねによる「表情」 ・日常生活が現れる「姿勢」 ・髪、肌、爪などのあらゆる部分における「手入れ」 ・発する「声」のトーン、速さ ・洋服、靴や小物などの「清潔さ」 ・物事を察知して動く「間合い」 ・色々なものをセレクトする「審美眼」 とパッと思

          佇まいが表すこと

          準備が9割

          「本番」という日を迎えるたびに、 「準備がほとんど、9割だな」ということを実感する。 当日にあーだこーだするのは、事前の準備が圧倒的に足りてないということ。 ライブもスポーツの試合も、仕事のプレゼンも。 その場その場の判断が必要なものでさえ、準備をしていれば咄嗟の判断がついてくる。 これを言い換えると、日々の積み重ねが何より大事ということに繋がると思う。 今日準備した人は明日一歩先の景色が見えて、明日準備した人は明後日にまた違う景色が見れて。 「準備」を頑張りや努力に変え

          転職の不都合

          僕は転職を4回している。 初めは28歳。小さなインディーズレーベルから独立系メジャーレーベルへ。 初めの会社では、石の上にも3年と思って歯を食いしばって過ごした。 録音アシスタント、制作。雑誌ラジオなどの媒体にアプローチする宣伝、 タワレコなどのバイヤーと交渉する営業。 誰も教えてくれないし、何が正解かも分からない、 多少の理不尽は飲み込んで、とにかくいろんなことに打ち込んだ。 そんな中、30歳も近づきある程度の経験もして、 そろそろ次の世界へ行かないとまずい、と思い 転

          転職の不都合

          違和感を意識する

          何かを変えようとする時、 必ず違和感を覚える。 形状記憶じゃないけど、 人間も長年培ってきた生活、習慣が 良いものであろうが悪いものであろうが、そこに戻ろうとする。 そして、それは大抵悪いことの方が多い。 猫背、スマホ首、といった姿勢から 喫煙、飲酒といった習慣まで様々に。 姿勢も、初めは背筋を伸ばすと逆に違和感を覚えて背中が痛いこともあるかもしれない、 飲酒もやめれば飲みたくなるかもしれない、 運動を始めれば筋肉痛になるかもしれない。 でも、その時感じる違和感は、正

          違和感を意識する

          ソバーキュリアス効果

          毎晩3杯程度飲んでいた生活から、 1日最大でも350mlのビールのみ、 2日飲まずに1日飲むか、という生活にシフト。 とはいえまだ1週間なのだけれど、心持ちは大分変わった。 「面倒だからいいや」がなくなり、 ・note連続投稿 ・日記連続記録 ・毎朝7時台起床 と、ちょっとずつ生活が安定し出した。 完全な断酒をしているわけではないけれど、 ソバーキュリアス、という言葉を意識して定着してきた。 OSのインストールという話を以前書いたけど、 この「言語化」してラベリングをする

          ソバーキュリアス効果

          最後に辿り着くもの

          先日、以前携わらせていただいたアーティストの方のライブにお伺いした。 歌が上手い 音が良い 演出が良い ・ ・ ・ ライブの良さって色々とあると思うけど、 最後は「人間力」に辿り着くのかな、と思った。 なんだか、おじさんくさくて嫌だなとか思うんだけど、 ライブ後の偽らざる感想。 本当に「老若男女」が笑顔でひとつになって声を出す。 音楽ってやっぱり良いなーという、至極ありふれたことを思いながら、 「この人が言ってくれるから」って感じました。 A&R(Artist & R

          最後に辿り着くもの