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株式会社ダイイチ、2023年9月期の決算


まとめ(所感?)

PER 9.5倍
PBR 0.63倍
配当利回り 2.95%
100株以上で1,000円のVJAギフトカード
と指標的には割安と感じます。
チャート的には上昇トレンドですが、取引数量が少ないので注意が必要と思います。財務の内容的には、流動資産、特に現金が多くキャッシュをしっかり確保できています。負債に対しても十分な金額を確保しており安全性は高いように見えます。
拡大に向けての投資も行っており、増収予想ではあります。一方減益の予想でもあるので評価は難しいところ。(減益であることについてはしょうがない部分もあるかと)
総合的に考えると指標的には安いので、全然ありなのかなとは思います。


サマリー

売上高:48,047百万円 46,560百万円 3.2%
営業利益:1,788百万円 1,883百万円 △5.0%
経常利益:1,820百万円 1,920百万円 △5.2%
当期純利益:1,234百万円 1,163百万円 6.1%
1株当たり当期純利益:108.04円 101.81円 6.1%
自己資本比率:67.5% 66.6% 0.9ポイント
1株当たり純資産:1,387.49円 1,297.94円 6.9%
営業活動によるキャッシュ・フロー:1,954百万円 1,958百万円 △0.2%
配当金:25.00円 20.00円 5円
配当性向:23.1% 19.6% 3.5ポイント


1. 売上高

2023年9月期の売上高は480億47百万円で、前期比3.2%増加しました。2024年9月期の業績予想では、500億円を見込んでおり、前期比4.1%の増加が期待されています。

2. 営業利益

営業利益は2023年9月期に17億88百万円で、前期比5.0%減少しました。しかし、2024年9月期の業績予想では、15億35百万円と見積もられ、前期比14.2%の減少が見込まれています。

3. 経常利益

経常利益は2023年9月期に18億20百万円で、前期比5.2%減少しました。2024年9月期の業績予想では、15億35百万円と見込まれ、前期比15.7%の減少が予想されています。

4. 当期純利益

当期純利益は2023年9月期に12億34百万円で、前期比6.1%増加しました。しかし、2024年9月期の業績予想では、10億60百万円と見積もられ、前期比14.1%の減少が予測されています。

5. 1株当たり当期純利益

1株当たり当期純利益は2023年9月期に108.04円で、前期比6.1%増加しました。しかし、2024年9月期の業績予想では、92.77円と見込まれ、前期比14.1%の減少が見られます。

6. 自己資本比率

自己資本比率は2023年9月期に67.5%となり、前期比0.9ポイント増加しました。2024年9月期の業績予想では、66.0%と見込まれ、前期比1.5ポイントの減少が見られます。

7. 配当

配当は2023年9月期に1株当たり25.00円で、前期比5.00円増加しました。2024年9月期の業績予想では、1株当たり26.00円と見込まれ、前期比1.00円の増加が期待されています。

経営成績に関する説明

経済活動の正常化と不透明な景気の先行き

新型コロナウイルス感染症の鎮静化やインバウンドの回復により、経済活動は正常化しつつあります。しかし、一方で国際情勢や物価上昇などの影響で、景気の先行きは不透明な状況が続いています。

スーパーマーケット業界の厳しい現状

スーパーマーケット業界では、お客様のニーズの多様化や節約志向の強化、競争の激化、経費の増加などにより、経営環境が厳しくなっています。

ダイイチの対応策

ダイイチは、これらの課題に果敢に取り組んでいます。具体的には、食品スーパーマーケット事業に資源を集中し、感染予防対策から新規出店・改装・リニューアル、コンプライアンス、職場環境の改善、人材確保や教育、商品力や差別化戦略の強化、社会貢献や地域貢献など、幅広い領域で取り組んでいます。



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