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カベは作るものではない みなさん、セルフセキチクジムはやめましょう!

「カベにぶち当たる」という表現は、ポジティヴ思考のひととネガティヴ思考のひととでは定義がちがうように感じます。

ポジティヴ思考のひとにとっては単に時間のかかる問題やボトルネックという意味ですが、ネガティヴ思考のひとにとっては現状維持を選ぶための言い訳です。

日本全体にはびこるネガティヴな空気は、後者のような考え方を生み出してしまいがちです。

チャレンジすること自体に対して否定的で、みんな現状維持を選びたがる。そして現状維持を肯定するために、「できない」を前提にして言い訳を作ってしまいます。

そのようにして、多くのひとの前には「超えられないカベ」なるものが作りだされます。最初からボトルネックとなっているのではなく、意図的に作られるんです。

わたし自身はそういうのがないんですけど、なぜか他のひとにはできてしまうんだそうな。体感的に、8割のひとはセルフセキチクジムをやっているように感じます。


「できない」を前提に考えるからカベにぶつかる

カベにぶつかりたがるひとには「できない」を前提に考えるひとが多いです。

みんな「そんなのできっこない」「絶対無理だ」のくりかえしで、できる理由についてふれるひとはほとんどいません。

最初からあきらめて現状維持を選べば、できることしかやろうとしません。そのような思考回路ができてしまうと、自然と目の前にカベを作ってしまいます。

それはボトルネックというものではなく、言い訳という名の逃げ。失敗をおそれ、全力でやればできることに対しても背を向けてしまうのです。

ノーミス主義を貫いた結果としてカベなるものが生まれ、悲劇のヒーローやヒロインだと思い込んでいては、生活は灰色のまま。

ネガティヴは戦術レベルにとどめておき、全体の戦略としてはポジティヴにやるべきです。

そうしたほうが冒険的で楽しい生活を送れるでしょう。

逃げないことがドラマチックな出来事につながり、結果としておもしろい生活につながります。


考えることはエネルギーを使う。だからみんなやらない。

そうはいっても、考えることはエネルギーを使います。

はじめはポジティヴに考えるのを前提に動いていても、いざむずかしいことに出くわすと、大半のひとは「挫折」なるものをしてしまうもの。

結果として愚直にやるしかないぶきっちょさんに先を越されてしまいます。

ちょっとむずかしい問題が出てきたとしても、時間をかけて考えればいいだけなんですけどね。それなのにみんなやらず、カベを作って逃げてしまうんです。

わたしは続けることしか取り柄がありませんが、受験だろうが部活だろうがそれでうまくいってます。「とりあえず」をいい方向に使うことで、カベが生まれるのを防いでいるのです。

ネガティヴ思考や現状維持はエネルギーを使いませんが、それではできることが限られてしまいます。そこは多少つらくても、エネルギッシュな方を選択したほうがいいでしょう。

失敗を防ぐ知恵はマイナスを生みませんが、ネガティヴ思考のひとがそういうのを身につけるとそれはそれで大変。カベを作る言い訳にしてしまいがちです。


「できる」を前提に考えれば、問題点も見えてくる

カベを作らないコツとしては、「できる」を前提に考えることです。できない言い訳をするとそれが行動にまで影響してしまいます。

その一方で、できる理由を考えれば自然と道すじが見えてくるもの。

「なぜできるのか」を考えることで、どこを重点的に対処すればいいのかもわかってきます。

成功者の共通点のひとつに「言い訳をしない」というのがあります。これはカベを作らないということそのものです。

「できる」を前提にして考え、結果からやるべきことを逆算する。それをストイックにやったからこそ成功したのです。

まず最初に「できる」と考える。そうして浮かび上がってきた問題点を解決する。ただそれだけの話。多くのひとはこういうのを億劫がり、カベを作ってしまいます。


まとめ

カベというのはボトルネック的な意味で使われるべきであって、言い訳で使われるというのは好ましくありません。

しかしみんな自分にとって都合のいいように解釈し、言い訳として使われることの方が多いのが現状です。

言い訳をしない、できる方法を考えるというクセがついていれば、そうはならないはず。ポジティヴ思考を身につけることで、カベというものが言い訳として使われることは避けられます。

今までにやったことのない、新しいことに対して、あなたはどのような印象をいだくでしょうか。そこでカベを作ってしまっては、楽しめるものも楽しめなくなってしまいます。

それよりかは、ポジティヴ思考と情報収集によりどうやっていくかを考えた方が楽しいです。言い訳をしないことが、結果として生活そのものをカラフルにするのです。

(by 村紗カイ)

http://www.murasakai.com/

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