読書も勉強も周回がカギ
人間だれしも、勉強からは逃れられません。
どうせなら効率よく勉強したいところ。
しかし勉強していて、わからないところで止まるひとは多いでしょう。
では、どうすればいいか。
わからないところは飛ばしてください。
勉強するうえでは必ずといっていいほどわからないことが出てきます。
はじめての分野ならなおさらのこと。
最初から全部わかってたら勉強する必要がありません。笑
わからないことがあって勉強している以上、理解できないものがあって当たり前。それらを理解するために勉強するのです。
そのため、理解度が100パーセントにならないのはごく普通のこと。
だとすれば、とりあえず1周したあとにやったほうがいいです。
飛ばして周回することにはメリットがある
わからない箇所があったら、とりあえずそこは飛ばして次に行っちゃいましょう。
まず最初にやるべきは全体像の把握であって、小さい部分を追い求めてばかりいてはロスが生じます。
1周してみれば全体像がつかめ、どこに何があるかがわかります。
全体を俯瞰して、部分部分のつながりをつかむことは理解のうえで欠かせません。
つながりを知れば、結果がわかった状態で考えることができたり、本質的な部分が見えてきたりといいことだらけ。
1箇所で立ち止まるのとは雲泥の差です。
1周したらわからない箇所をもう一度やってみましょう。
当初よりも解きやすくなっているはずです。
また、わかっている部分についてもより深いところまで理解できているはず。
何周もすることで、理解度はどんどん上がっていきます。
学校教育ではこういうのが普通に行われています。
一般に進学校と呼ばれるところでは大抵これが行われており、わたしの高校もそうでした。
まず1回手を付けてみて、わからないところがあってもとりあえず進む。
そのやり方で大学受験は突破しました。
大学の講義もこの手法が使われていました。
扱う教科書が同じで、はじめから終わりまで簡単なところからやっていく。
次の学期の授業では細かいところを重点的にやる。
こんな感じで、電磁気については講義だけで教科書を3周しています。
最初はわからなくて当たり前
誰だって、はじめて勉強する分野は腑に落ちないものです。
よっぽど背景知識が身についていれば別でしょうけど、ほとんどの場合は受け入れられないことが出てきます。
わからなくて当たり前であり、それに悩む必要はありません。
わからないところに止まっていては、どんどん時間だけが過ぎていきます。
悩んでたって時間のムダ。
どんどん先に進んでいき、簡単なところからやっていきましょう。
やっていくうちに理解力が上がるというのもめずらしくはありません。
読書をする際もこれは当てはまります。
腑に落ちない部分は付箋でもマーカーでも残しておいて、あとで見返すのが吉です。
わからないからといって止まるよりは、全体を通して読んだ後に復習するスタイルの方がスムーズに理解しやすいです。
数をこなすうちにわかってくる
わからないことを飛ばして周回する。
読書にしろ勉強にしろ、これをやるのが一番です。
周回して数をこなせば、たとえ頭の悪い人間でもわかってくるものです。
物理数学の素養がないわたしですら、教科書や過去問を勉強したら案外理解できてしまいました。
つまりは周回して勉強することで、センスや才能の差は克服できるということ。周回勉強法の効果は想像以上に大きいです。
わからないところというのは大抵の場合、いくら考えたところでわからないもの。そしてそこがわからなくても、できることは他にもたくさんあるはずです。
わからないまま進むことに関しては気持ち悪さもあるでしょう。
それでもそこを我慢してグルグル回るというのが、実は効率のいいやり方なのです。
まとめ
勉強というものにもやり方は存在します。
わからないところを飛ばして周回するというのが勉強するうえでは効率的であり、それが基本スタンスとなっているひとは最終的な理解レベルそのものも高かったりするものです。
本を10冊大人買いし、わからなければ飛ばして周回。
これで新しい分野でもわりかしすらすらと飲み込めるはずです。
万人に当てはまるというわけではありませんが、デキるひとはみんなやっています。本の大人買い同様、これも公約数のうちなのです。
(by 村紗カイ)
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