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愚か者な私。フィルムカメラ大失態。

東京ディズニーシーにある、「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」というアトラクションをご存知だろうか。
私の大好きなアトラクションのひとつなのだが、クライマックスの手前でクリスタルスカルが我々ゲストを「愚か者〜!!」と罵倒する一幕がある。
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「ムラタのラヂオ」という名前で、Apple Podcast、Spotify、stand.fmにてウメムラさんと雑談配信をしています。よければぜひ聞いてください!
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さて、今回noteに書いていくのは、私が先週ディズニーシーでしでかしてしまったあまりにも愚かな所業についてです。悔やんでも悔やみきれない、忘れたくても忘れられない、そんな愚行についてのお話です。
なんとでも言えばいいさ。。。クリスタルスカルみたいに。

本当はnoteに残したくもないくらいに恥ずかしくて悲しくて辛い出来事なのですが、二度と同じ過ちを繰り返したくないので、そのための自戒として残しておこうと思った次第です。あと、ちょっとだけですが励ましてほしいという気持ちもあります。本当にちょっとだけですが。

過去に私が書いたnoteをふたつ紹介させていただきます。今思えば愚行への伏線のようなものです。

と、まぁこんな感じで、私がどんな人物かというと写真を撮るのが好きで、ディズニーリゾートが好きで、ディズニーシーで撮影した写真なんかをnoteにまとめたりなんかしていたわけですね。

そんななか先週、遅ればせながらフィルムカメラを初めて使う日が訪れました。
そう、ディズニーシーへ遊びに行ったのです。購入してからなんやかんやで2ヶ月近くが経過していました。満を辞して、といったところでしょうか。ワクワクでお気に入りのエリア、アメリカンウォーターフロントの風景をパチパチと写真に収めていきます。

初めてのフィルムカメラ、ジージーとフィルムを巻く音と感覚が新鮮で、それでいてなぜか心地よい。前を歩く友だち2人に少しだけ申し訳ないと思いながら、たびたび立ち止まっては写真を撮りました。

夕方ごろだったでしょうか。27枚撮りのフィルムを使い切りました。達成感すら感じました。

Instagramのストーリーズに「写真の仕上がりが楽しみ」というコメントと共にポストした画像。私のフィルムカメラです。かわいいでしょう?

この日は天気のいい秋の行楽日和でした。日中は綺麗な青空、夕方は眩しく注ぐ西陽。西陽に照らされたSSコロンビア号は本当に美しく眩いんですよね。もちろん、その風景もジージーとフィルムを巻いて写真を撮りました。上手く撮れたかはわかりません。フィルムをデータ化してからのお楽しみです。上手く撮れていても撮れていなくても、とにかく今目の前にある素敵な風景たちはどんな風に写真に収まっているのだろうか。とても楽しみに胸を躍らせながら、この日は帰り道までもワクワクした気分で1日を終えました。

近所のカメラ屋さんにフィルムを持ち込み、データ化してもらいました。
そして本日、それが仕上がったのです。

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撮れていなかった。


…え?


カメラ屋さんが渡してくれた、たった1枚のL版光沢紙。


写っていたのはだったのこれだけ。…色見本なのでしょうか?
「かろうじて写っていたものだけ取り込んでみました」
「ほかは何も写っていなかったんですよ…」
「もしかしてカメラの蓋って途中で開いたりしちゃいました?」
「一応ネガはこちらなんですが」

まじか。まじかまじかまじかまじか。
え、フィルム巻取り終わるまでカメラの蓋を開けてはいけないってまじ?まじか。みんなって結構これ知ってるんですかね????一般教養だったりします?
えー、開けちゃったよカメラの蓋。フィルムを巻き取る時に巻き取れてるかなー?って開けてみちゃったよまじかー!!!!!!

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帰り道。脳裏にはいきものがかりのYELL。
「わたしは今どこに在るのと〜♪」
いや、今はどこにもないんです。心ここにあらず的な、本当に虚無の状態でした。
帰宅してすぐ母に報告しました。親世代ならフィルムカメラを使ったことは何度もあるでしょう。バカにされたって仕方ありません。使い方もわからずに使った私が愚かだったのですから。
「残念だったね。でもお兄ちゃんもおんなじような失敗をしてたことがあったなぁ」
私の兄は何を隠そうカメラクラブ出身のカメラフリークのような人です。そんな兄も同じ失敗をしていたのか。そっかそっかそれならまぁ…

「小学4年生くらいの時に」

っておいいいいいいいいいいい!!!こちとら28なんだが???なんの慰めにもなってないしなんなら傷をエグってきてるまであるよね???ええ???
誰かあああああ!!私に暖かい毛布と暖かい飲み物をおおおおおおおおお!!!!

…はぁ。

冒頭でお話しした「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」のクライマックスの手前、クリスタルスカルがゲストに投げかける言葉は実は「愚か者」のほかにも「無礼者」「不届きもの」「消え失せろ」と、全4パターンあります。

あの日、私がクリスタルスカルに「愚か者」と言われたのは偶然ではなかったのかもしれませんね。本当に愚か者でした。クリスタルスカルに返す言葉もありません。「フィルムの巻取りが終わるまで、カメラの蓋は開けてはいけない」これからはこれを肝に銘じて生きていきます。私のこれからの人生における座右の銘です。

ここまで読んでくださってありがとうございました。次こそ、若さの泉を見つけましょうね。
それでは、バイバイ。

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