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画家として活動しています

旅などのフィールドワーク、日常などから発想を得て描いています。
彼岸と此岸、あちら側とこちら側の間、曖昧なもの、矛盾を孕むものを、抽象具象を内混ぜにし表現しています。
こちらでは、あちこち見て回った物事について記して行きます。
オカメインコ、コザクラインコ、ヒョウモントカゲモドキと生活していますので、時々、このこたちのことも書くことも。

略歴

室井公美子個展 幽霊の足 2022年2月26日ー3月26日 
GALLERY MoMo Ryougoku

アーティストコメント
コロナ禍、日常が一変した。 対面が難しいオンラインでのやり取り。 相手は存在するのか自分は存在するのか。 幽霊になった気がした。 面白いことに日本では、幽霊の足は描かれないことが多い。 オンラインでは下半身が映らない。まさに幽霊のようだ。 日常が非日常となり、非日常が日常と化した頃、山登りに拍車がかかった。 近所の低山を登ることが専らであったが、身近であるからこそ、 土地の人々に愛され、山頂には祠があることが多い。 山を登る。一歩一歩、足を踏み出さなければ進まない。当たり前だ。 地面に接触することで、自分自身の身体を実感する。 そして、自分ならざるものの存在も感じる。 画面に表出させたいものは、私の感覚的な情景、景色。 存在が曖昧なもの(感覚)=幽霊 画面という物質(絵具の痕跡)=足(身体の象徴) 登山で目にした植物や樹木の形を画面に取り入れ、 身体的な動きの痕跡を織り交ぜ制作した。 
                           2022年 室井公美子


「虚空に浮かんで鳴動する」228x182cm 油彩・キャンバス 2022年

GALLERY MoMo Artist Kumiko Muroi


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