見出し画像

なぜ、運命学が必要?①

人は、心の根底に不安があると、どうしても明日とか今後の人生の道のりを予知したくなります。
これは将来の自分の運命の成敗を予知したいという欲です。
 
ですから、
 
人は、地図をみて、起こりうる事象全てを計算し、安全に舗装された道を歩もうとして、周囲を見渡して自分の位置を確認し、皆と同じ群れにいることで安心感を覚えます。
 
しかし、少し冷静になって周りを視てみれば、皆がどこに行くのかは実は誰も知らないのです。
だからこそ、今の時代は、「群集の仲間でいることで安心」という事にはならないわけです。
 
地図もない、道標もない、周囲を見渡すと誰もいない、という状況に陥るほど、今の時代は今後大きく変化してきています。
しかし、ほとんどの方は新聞・テレビ・インターネットによって情報を得て、大多数の方に流れる事によって、安心感と言う者を得ているような気がします。
みなさんは如何ですか。
 
これからの時代は、これまでの道標が役に立たないからこそ、自分の目的・目標あるいは星に導かれるまま、不安を上手にコントロールしながら、道なき道を歩まなければ幸せに到達できない時代なのかも知れません。
 
そんな混沌とした時代で、もっとも頼れるものは、『身体と暦』と『素直に聞く』と言う事ではないかと私は考えます。
 
頭は「欲」で自分を騙しますが、身体は正直です。『不調』という波で自分が犯した「不適切な選択肢」を指摘してくれます。
 
そして『暦』は、厳しい冬とその次に必ず訪れる春の時期を正確に告げるのではないかと思います。
 
あなたは電化製品を買ったらまず取扱説明書を読む方ですか?
 
それとも「おかしいな?」「困ったな」と思ってから開くほうですか?
 
ある方は困ってから慌てて取扱説明書を探して、てんてこ舞いしながら開くタイプでした。
 
人によっては人に聞く、上司に聞く、友達に聞くという行動をする事によって解決します。
ある方は占術との出会いも、困って駆け込んで解決法を得た、そして、真剣に勉強をした、と言った具合です。
 
みなさんを取り巻く環境の方々はあなたの取扱説明書であり、占術とは自分と自分を取り巻く環境を知る学問「私の取扱説明書」です。
 
確かに私たちは人間ですが、様々な性質を持ってオンリーワンとして生まれてきているわけですから、困ったら取扱説明書を開いてみるのも良いのではないでしょうか?
 
自分がキャベツだと思っていた人が、実はジャガイモだったって事もあるでしょう。
キャベツが良いんだ、素敵なサラダになりたいんだ!と駄々をこねても、ジャガイモがキャベツとして生きるのは無理と言うもの。
 
けれど、ジャガイモの特性をいかした素敵なサラダにはなれますよね。
 
自分の取説を読むと言う姿勢と、みなさんの取り巻く環境の方々に素直になって「聞く」と言う事も、これまで意味もなく苛立ちを覚えていたものに理由を発見できるかもしれません。
これまでみなさんが全く知らなかった可能性を発見できるかもしれません。
 
勿論、これまで見ない振りをしていた自分の嫌な面と向き合うかもしれません。
でも大丈夫。
みなさんの周りの方々は、共に歩み、みなさんの人生にとって関わりを持つ大切な方々なのです。
 
あの人は、占術は良い悪いではなく、あなたという素材を知って、目的に応じてどんな調理法があるか一緒に考える一種の「薬味」ではないでしょうか。
 
まだまだ厳しい時代が続きますが、だからと言って「冬眠」にかこつけて人生を歩むのではなく、みなさん自身の「春」を見つけて下さい。
 
たとえどんな時代であろうが、時代の流れに合わせた「春」を得られる方はおります。

そんな一人であってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?