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人は環境に影響されます

意外に思うかもしれませんが、人は環境によって決定されます。
今回は、そういう話を少ししたいと思います。
 
 
■アリのグループ
 
アメリカで行われた実験です。アリの生活を仔細に観察したところ、次のようなことがわかりました。
 
懸命に働いているアリが7割、ただ行ったり来たりして実は何もしていないアリが2割、ボーッとして全く動かないアリが1割でした。
そこで更に、その3グループを1個の集団として独立させたらどうなるか、実験してみました。
 
勤勉な「7割グループ」は、再び7対2対1となったのです。さぼりの「1割グループ」はどうなったでしょうか。
なんと7対2対1となったのです。
 
なぜこのような現象が起こるのでしょう。
それは、ある一つの集団が組織されると、その内部のルールや雰囲気を逸脱しようとする意識や、逆に順守しようとする意識が一定の割合で醸し出されるからです。
 
 
 
■受け入れる姿勢を持ちましょう
 
私たちの人間社会にも、同じことが言えないでしょうか。職場や家庭など、あらゆる組織はメンバー間の微妙な「意識」で成り立っていることを念頭に置き、どんな人でも排除するのではなく、受け入れる姿勢が大切です。
 
人間はよく「環境動物」であると言われます。
これは置かれた環境条件によって、その人の意識や行動が変わるという意味です。
 
例えば自分の働く職場が、明るくきれいな空間で、働く仲間も元気で前向き、とくれば自然と自分のモチベーションも上がり、仕事の成果は上がります。
逆に、その正反対であれば、人間関係もギクシャクし、当然成果も上げにくい極めて居心地の悪い条件が揃ってしまうのです。
 
では、そもそも職場環境は何によって形成されていくのでしょうか?
ズバリ、会社のトップつまり社長のリーダーシップ力による影響は一番大きいと言わざるを得ません。
 
しかし、職場においては社長や幹部のせいに出来ますが、家庭においてはいかがでしょうか?
ご主人のせい、あるいは奥さんのせいでしょうか?
 
誰のせいだと主張し続けても、結局問題は解決しないのです。
人間にとって、いや自分自身にとって最高の環境を作るのは、そうあなた自身しかいないのです。
 
そうであれば、周りに起こりうる全ての環境要因は自分が原因で引き起こしている、と覚悟を決めて、自らがより良い環境を作り出す、の意気込みで頑張ってみませんか。
 
以上のことは、全ての状況の方に言えます。
 
ですから、これは武蔵野算命塾における基本姿勢でもあるのです。

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