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1年前の八月納涼歌舞伎「弥次喜多」千穐楽のこと

八月納涼歌舞伎はあと3日です。

「新・水滸伝」をこんなに楽しめるとは思いませんでした。澤瀉屋の芝居は観るほどに面白いし力が湧いてきます。「楽しかったね」と言いながら友人と劇場を出る幸せを毎回感じています。

昨日今日と観てきました。

このお芝居は、猿之助さんがいない寂しさを仲間とともに分かち合っている気分になるのです。一人じゃない。。そう思えるし、前に進む勇気をもらえる。

何回観ても全く同じ舞台はなく、受け取る私の心の状態も違います。その日に印象に残る場面やセリフがその時々で変わってくる。

脚本の横内謙介さんが紡ぐ言葉はいつも心にグッときます。今日はいつもに増して幸四郎さんの言葉が心に刺さりました。

会えることを夢見ていたんだ

幸四郎さんの花和尚が林冲に言います。
この言葉に昨年の「弥次喜多」の光景がフラッシュバックしました。休演した幸四郎さんが舞台に帰ってきた時の猿之助さんの優しくて安心した顔や、千穐楽の光景。。

そうしたらもっと思い出したくなりました。当時の自分が書いたレポを読み返したら、弥次喜多の幸四郎さん猿之助さんは最高に愛に溢れていました。

休演や代役が続いた昨年8月ですが、本役の俳優が全員揃って千穐楽を迎えることができました。

私も夢見ています。
また会えることを。


もし、心が大丈夫であれば。。。
昨年の千穐楽のレポを読んでみてください。今月の幸四郎さんの言葉がまた違った響きで聞こえるかもしれません。


aya


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