中車さんの又平が評判が良いようで嬉しいです。歌舞伎界に入り10年後に義太夫狂言をするようになっているとは想像もしていませんでした。誰が観ても努力は歴然なのだと感動しています。

演目選び、配役などは猿之助さんの考えだと思っていましたので、猿之助さんが中車さんを抜擢したのは、やはり見る目が確かなのですよね。フォロワーさんから今回の吃又について話している猿之助さんのインタビュー記事を教えていただきました。今となっては切なくなる内容に、中車さんが頑張る理由も少しわかったような気がしました。

さて、53年ぶりに上演される「浮世又平住家の場」。これが澤瀉屋らしく楽しいひと幕でした。少しネタバレOKな方には、観劇する前に聞いてほしいお話です。