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双極性障害(Ⅱ型)と私と躁

昨日から躁がきた。
具体的に言うと
朝5時に起きて洗濯をした。洗濯槽まで洗った。
この時点でヤバい。

モーニングをした後お医者さんを2件ハシゴした。
全然、怖くなかった。

人混みを耳栓無しで歩いた。
吐き気も頭痛もしなかった。

3時間ある映画(オッペンハイマー)を観た。
すごく良かった!!と映画館の裏で飛び跳ねた。
これは誇張ではなくまじで飛び跳ねた。
次から次へと感想が頭の中を駆け巡り、iPhoneのメモ帳に書き殴った。

夜中に家に帰り、いきなり台所中のものを捨てて床を一心不乱に磨いた。

その後に「今なら高尾山に駆け足で登れる気がする!」と叫び、
夫に「危ないからやめとけ」と言われた。
その通りである。

人生の煌めきのような1日だ!と思った。
頭痛もない、倦怠感も希死念慮も消え失せた。
私は元気で若く、なんでもできる。
全然私は大丈夫、薬なんて飲まなくていい。
このまま、どんどんどんどん良くなって、仕事だって海外だってどこにでも行ける。

そしてほぼ眠ることができなかった。
フルニトラゼパムを飲んだのにソワソワして眠れず、ぼんやりした半睡の後、また今日は5時に起きて本棚と洗面台の掃除をした。

ベランダに椅子を置き、本を読みながら、なんて素晴らしい日!!と心の底から口に出した。
これも誇張ではない。

普段絶対食べない生焼けのハンバーグを食べた。

そして、お腹を壊した。
そのおかげで?そのせいで少し落ち着いて今に至る。

この躁状態はいつまで続くのだろう。
できるだけ続いてほしいな。

でも夫は少し嫌な顔をしている。
なにしろ昨日からずっと話しかけられ、掃除に付き合わされているのだから。

でも性的逸脱やギャンブルはした事ないから許してほしい。
ただ日常がハッピーエンドのミュージカルになって、身体が重力に馴染んでいるだけだから。

いつまで続くんだろう。この煌めきは。

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