しかめし

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  • カナダ モントリオール留学CAQ・StudyPermit申請

    カナダ、モントリオールに留学したいと思っている方へ。2021年9月時点のCAQ・Study Permit申請について詳しく書いています。特に、CAQについてはネットで日本語での説明が少なかった分、丁寧に書いています。モントリオールに行く方は是非参考にしていただけたら嬉しいです。

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クリスマスイブ、大事な指輪を落とした

ハンドクリームを塗ろうと両手を出す。すると感覚がない。 たしかにさっきまでは指輪をつけていた圧迫感があったのに。 右の小指に薄い金色をした指輪はなかった。 やらかした2020優勝だ〜、これは。 やったった〜。 指輪は高校から卒業の時にもらった記念リング、Star Jewelryのやつ。かれこれ卒業半年前くらいからデザインを考えて、校章の中にある形を入れたり、卒業年の数字を入れたりしたデザインだった。 でも指輪がないと気づいて確かに悲しいは悲しかったけど、どちらかといえば

    • 4月初感

      4月なんとなくいける気もする。いけない気もする。 最初は上手く洗脳に乗れたのに気づいたらその梯子が脆くなってきていて、うまくいかない。 梯子を崩したのは寝不足か、飲み会か、それとも人間のホメオスタシス的な自然の作用なのか。 こんな小さな気持ちの機微すら書き留めているから上手く洗脳に乗れないわけで、こんなことをしているから立派な大人にはなれないのだろう。でもなんて厄介、そこに価値を見出している自分もいる。 どうか教えて欲しい、大人になるって小さな機微を捨てることなんだろうか、生

      • 3月に思うこと

        大学生になって結局どんどん弱くなったなとつくづく思う。 別に今までも強くなかったけど、前の私はもう少しだけ強かったなと思う。 勝ってやるよという強い気持ちだけを握りしめて、信念の合わない学校に通い、毎日真夜中に文章を書いてコラージュをしてメンタルがギリギリになりながら全ての人を馬鹿にして生きていた。 あの時は全然幸せじゃなかったけど、最近あの時の自分も好きだったなと思った。今や全部欲しいものが手に入って幸せすぎるくらい幸せで、簡単に幸せばかりがたくさん手に入って、苦しいことは

        • 色々なことを思い出す

          6年ぶりに家族旅行でアメリカのサンディエゴに来た。 すごく久しぶりで、異国だし、来たことがない都市だけど懐かしい気持ちになる。 ホームレスがたくさんいるガタついた道、音漏れしてる車、カウント式の横断歩道。 アメリカに来ると帰ってきたなあという気持ちがする。 別にずっと住みたいほどこの国が好きではないけど、この国に帰るとどうしても懐かしさがこみ上げてきて、細かいことを気に留めないこの国の雑さが大好きだ。 スーパーに行って食品をみると、ミス・ビカースタッフはたまに気まぐれでGo

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          2本

        記事

          自己肯定感は嘘

          自己肯定感というありふれた言葉をいまさら語りたくはないけれども、それでも自己肯定感が嘘だなあと思うようになったし、4年間にして自分を受け入れられるようになっている気がする。 まず自己肯定とは、自分がダメでもまあいいかと受け入れられる開き直りだと私は思っている。私は4年になって素の自分も他人の前に出せるし、それが怖くなくなったと思う。 それは開き直ることができるようになったこと、周りの人もダメであることを知ったからだと思う。 開き直りとは20年生きてしまったことでいまさら自分は

          自己肯定感は嘘

          作品のインスピレーション集:悲鳴

          就活、家庭内暴力など大きなシステムや支配構造に飲み込まれていくプロセスや見えない声を表現しました。 ・Black Dot Campaign: ・就活でやったTAL適性検査 ・プラトンのイデア論 ・証明写真の青背景 ・ジョハリの窓 ・モールス信号

          作品のインスピレーション集:悲鳴

          「あ、共感とかじゃなくて。」展とコレクション展感想

          共感じゃなくて展は、共感とかしなくていいから笑みたいな、理解されることを諦めているからやりたい放題やってる展示なのかなと思ったけど、ニートを扱ったアイアムヒアプロジェクトとか、「共感してくれなくていいけど認知して欲しい」展示だなと思った。そして、社会にいるいろいろな人が参加して初めてできている展示になっていて、それがアートとして成立しているのがとても良かった。作家たちは、時に他人に関わられたくないし、勝手に理解されたくないのだろうけど、視ることを通じて作家とお互いを認知すると

          「あ、共感とかじゃなくて。」展とコレクション展感想

          図鑑みたいな作品が好きだな

          私たち人間は、"Human being" であるはずなのに、気づくと学業や   仕事で目標を追わされて、それらを達成するために自分で「しなければならない」という思考になって無理をするらしい。その結果、"Human doing"という人間でないなにかになってしまう。(だから、瞑想して一回ありのままに戻ろうね) そんなことを瞑想の授業で習いました。 ひとまずそれはおいといて、私は図鑑みたいな展示とか、作品が好きです。 それはどんなものかというと、こないだ見た松濤美術館の「デミ

          図鑑みたいな作品が好きだな

          作品解説:Crosswalk

          作品はこちらで見れます。 https://www.instagram.com/p/CiKQiAQPudx/?igshid=YmMyMTA2M2Y= インスタグラムに投稿した私の作品、Crosswalkの詳細解説です。 Crosswalk 大学のジェンダーの授業で制作したコラージュアートの作品です。様々な意図を持ってこの作品を作りました。普段はアートに馴染みのない方も、作品を読み解く面白さや作品のモチーフに込められた意味を知って作品を見てほしいとの思いから今回は以下のリンク先

          作品解説:Crosswalk

          はじめてフェミニズムのZINEを作った

          しかめしはこのたび "The Right to Sexual Pleasure"というタイトルのzineを作りました。これはカナダの留学先の大学の授業の課題でつくったzineをベースに、それを翻訳して再編集し直したものです。お買い上げいただいた皆様、本当にありがとうございます。しかめしは頭があがりません。 このnoteでは、そもそもzineとはなにか、その制作プロセスを軽く紹介したいと思います。 zineとはなにか私はzineというものを最近知った気がするのですが、zin

          はじめてフェミニズムのZINEを作った

          大人になるとは諦めること。

          今年、私は二十歳になったらしい。 正直もっと大人だと思ってたし、もっと自分に自信も持っているものだと思っていた。 これから先いきなり逆上がりができるように、突然何かができるみたいな成長をすることもないんだろうし、はたちになって嬉しいことといえばせいぜいお酒が合法的にのめることくらいしか思い浮かばない。親戚はだれもかれも待ちに待ったかのように私に酒を飲ませて、二十代はあっという間だぞ〜とかいってくるし。 二十歳といってもただなんとなく節目の年だなあくらいに思いたいけど、私の

          大人になるとは諦めること。

          [モントリオール留学]CAQ・Study Permit申請編② Study Permit編 2021年9月

          大変お待たせして申し訳ございません。 続いてはカナダ留学に必要なstudy permit編について長らく書いてなかったので書こうと思います。 study permitに関しては結構調べれば申請方法等は出てくるので、今回はコロナ禍でなかなかstudy permitが降りない、発効までになぜか時間がかかってる、不備書類があった方向け(CAQなど)に書きます! 1. IRCC(カナダ移民局)のweb formからとりあえず不備書類を出してみようまず、IRCCのホームページには

          [モントリオール留学]CAQ・Study Permit申請編② Study Permit編 2021年9月

          ゴキブリと法律

          それは友達とハンモックイベントにいって、-30度対応の冬用コートを100CAD(約9000円)引きの310CADで買って、美味しそうなキッシュを買って、素敵な街並みを見てやっぱり、モントリオールに来たのは正解だったかもなと昨夜の鬱な気分がようやく晴れた今日だった。 そしてアパートにつき、ほっと一息つくと鏡越しに出会いたくない奴に出会う。そいつは全世界に憎まれるもの、ゴキブリだ。 凍りついた。なんでいるのと。ここ寒いじゃん、北海道ですらゴキブリでないっていうじゃん。 まち

          ゴキブリと法律

          バンクーバーに着いたよ日記

          19歳がきっちょ、お友達にたくさん見送ってもらいながらバンクーバーに旅立つ。いいお友達を持った、一生大事にしようと思った。 そして今、乗り継ぎ便の待ち時間で書いている。 はじめての完全一人旅、寂しくありつつもウキウキして仕方がない。そして同時に心配性である。 バンクーバーに降り立ってからというものの、いろんな人に同じことを聞きまくっている。 荷物を取りたいのだがそれは入国審査の前なのかあとなのか、入国審査後どこに行けばいいのか、国内線乗り継ぎ便のレーンは本当にここで合

          バンクーバーに着いたよ日記

          [モントリオール留学]CAQ・Study Permit① CAQ申請編 2021年9月

          こんにちは。私は早稲田大学国際教養学部に通う2年生で、今年の9月1日から8ヶ月カナダのモントリオールにあるコンコルディア大学に交換留学します。この記事を目にしてくださりありがとうございます。 この記事では、その際の渡航手続きCAQの申請について書いています。 (CAQとは、Certificate of Acceptance of Quebec(CAQ)というケベック州に滞在するビザのようなもので、モントリオールに留学する人はStudy Permitと別でCAQが必要です。

          [モントリオール留学]CAQ・Study Permit① CAQ申請編 2021年9月

          八方美人か正直か

          つまらない冗談にだって無視しきれず反射的に愛想笑いするし、かわいいと思わなくてもかわいいというし。 いつしか自分は正直に行動できない八方美人になってしまったなとよく思うのだ。 偽善的な優しさとお世辞を身につけて、でもそれらによっていかに生きやすくなるかということにも気づいてしまっている。 といいつつ私はそこまで深刻な八方美人ではないので、これでも友達はできるのだけれども、仲良くなったとしてもこんな言葉でからかっても大丈夫なのかなと心配して口に出さないこともよくあるし、苦

          八方美人か正直か