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勉強方法なんて知らない

1年後の私へ

こんばんは。1年後の私です。

今日はあなたに大事な話があります。とっても大事だから、心して聞いてください。

私は今、とても後悔していることがあります。
それは、後輩にメッセージを伝えることが出来なかったということです。届いた封筒を開けて、「後輩へのメッセージを書いてください」って書いてあったのを、あなたは書かずに過ごしているはずです。

あなたは伝えたいことがあるはずでしょう?でも、あなたはそれを書けない。なぜなら、否定されるのが怖いから。

私は今でも思っています。「大学に入ることは全てじゃない」って。
あなたも同じ考えでしょう。そして、どうやったらそれが上手く伝わるかをすごく考えた。でも出てこない時は出てこないよね。

あと書式もクッッッッソ面倒だったからダルくなって書かなかったのもありますね?それは反省しろ?今どき手書きで30行はムリなのはわかるけど頑張れよ。

だから私があなたに変わって、これから受験を頑張る人に伝えたいことを代筆します。

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後輩の皆さん

私は、勉強をほとんどしない高校生活を送ってきました。部活や学外活動に熱を出し、未知の分野を積極的に学ぶことが楽しくて仕方ありませんでした。なぜなら、高校の勉強はどれもありふれた知識ばかりで、どれもに答えがあってつまらなく見えたからです。答えを得るということは、大きな安心感と引き換えに、探究心をどんどん奪っていくような気がしました。

私はa=bなんて単純なもので世界が成り立っていないということを、普段の生活を通して嫌というほど知りました。みなさんにもきっと経験があるはずです。自分に1番似合う服ってなんだろう?とか、どうやったら人間関係がうまくいくだろうとか、そういう些細なこと。それらは一生自分に付き纏ってくる問題です。
いくら答えがないといっても、考えることをやめてはいけません。なぜなら、考えることをやめてしまったら、あなたはただの葦になってしまうからです。ただそこに立っているだけなら、とても楽でしょう。でも、そこから動くことはできなくなります。人間の死とはそういうものです。

だから、私は答えのないものばかりを追いかけました。でも、答えがないんだから、それが終わるはずがないのです。しまいには答えのある問題すら疑って、どうしようもなく不安になりました。それは、私の思考能力をどんどん奪っていき、考えることをやめてしまう状態を作り上げてしまいました。

しかし、大学生になってから、それこそが学びの綻びであると気が付きました。自分には、それを疑っていても、答えを探し出す能力が十分に備わっていなかったということです。

だから私は、大学に入ろうとしているみなさんに伝えたいのです。受験勉強を沢山してください。もちろん、大学じゃなくて、専門学校に入る人や就職を考えている人もそうです。先人たちが教えてくれたその知恵は、決して「万人の答え」ではありません。でも、今習っているものは、彼らなりに出した「結論」であり、「経験」ではあるのです。つまり、みなさんは、何千人もの昔の人達の思考を追体験して、沢山の人生経験を積んでいることになります。それって、すごく得じゃないですか?

もしあなたが1+1=3であると自分で思っているなら、それでもいいんです。どうして3にしたのかを、ちゃんと自分で説明できることが大事なのです。これは大学に入っても社会に出ても重要で、しかもこれは自分で考えないと身につかない厄介な代物なのです。大学に入ればこれができるようになるだろうと思ってる人は一生できません。そういう人はむしろ劣等感に苛まれて苦しむので大学に行かない方がいいと思います。変わりたいと願う向上心は言い換えるとプライドなので、バキバキに折られて終わりです。

「どうしてそうなるのか」を、今のうちから勉強を通してたくさん経験してください。そして、あなたが答えを作れる人間になってください。

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こんな感じで書いたらよかったんじゃないでしょうか?えっ?要項を無視しすぎだって?うるせ〜〜〜〜〜!!!!知らね〜〜〜〜〜〜!!!!
筆が乗らない時の自分の気持ちに素直なあなたも好きだけど、将来お前はそれでギリギリの単位を取るよ。覚えておけ。

レッツ!クマ囲みライフ!