しおん@聴きながら読むnote

音楽を聴きながら読みたくなる小説の新境地『ミュージックノベル』を開拓中

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【聴く小説】sad number by Laura day romance

この夜行バスはどこへ向かうのだろう。 分からないけれど、答えを突き止める気も起きなかった。 だって、君と行けるならどこでも良い。 悔しいけれど、これが本音なんだ。 いつだったかな。何を話すにもドキドキしたよね。 恋って不思議だ。最初の数年でどんどん形を変えてさ。 いつの間にかふわっと大きな目に見えない空気になって あの日君にどんな気持ちを抱いていたのかも やがて忘れてしまうなんて。 「さっきから何を見てるん?」 「いやぁ、この辺、こんなに真っ暗なんだと思って」 「何言うて

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