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60~70年代の音楽

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オールドジャズに癒されて

昔のジャズが好きという話を前回も書きました。 『あらためて聴くオールドジャズが楽しくて』 大学生の頃からビッグバンド系の音とか、古い時代のトリオとかをもっぱら聴きます。 中でも好きなのはピアノ。 自分でギターを弾くくせに、ジャズギターにはあまり興味がなくて。 と、思っていたら、今頃になって、出会ってしまったんです。 この音好きだわ~💛と思えるお方に。 その名は、Kenny Burrell。 柔らかくて、心地よくて、ぬくもりのある音。 いま、わたしの住んでいるマンショ

あらためて聴くオールドジャズが楽しくて

昔のジャズって、やっぱり好きなんです。 大学生の頃はビッグバンドの練習場に入り浸ってました (^^) You-tube で探すと、たいていのものは出て来るので、デスクワークのお供にずっとかけ回してます。 このところのお気に入りはこのあたり。 ★ブルー・ミッチェル(トランペット) ★ウィントン・ケリー(ピアノ) ★ボビー・ハケット(トランペット、コルネット) ☆ 古いジャズには、人肌の温もりのようなものがある感じ。 温かくて、楽しくて、ゆったりする。 だから好きな

お気に入りの歌とストーリー作りのフシギな関係

シオンには行きつけのバーが2軒あって、どちらも音楽系のお店。 60~70年代を中心にポップス、ロック、ブルースなどなどの洋楽のレコードをかけてくれます。 で、先日遊びに行った時のこと。たまたまポール・サイモンのアルバムがかかっていて、それを聞いてて思い出したことがあったんです。 ポール・サイモンは大好きなミュージシャンの一人。 サイモン&ガーファンクルが解散してソロになった最初の頃の曲をよく聞いてました。 彼のギター演奏スタイルもすごく好みなので、真似して弾き語りしてみた

加藤和彦の軌跡を追ったドキュメンタリー映画!

たまたまネットでこんな記事を見かけました。 トノバンの愛称で親しまれた加藤和彦さんのドキュメントだそうです。 わたし実は、ホントにたまたまの偶然なんですが、加藤さんが亡くなられる少し前に、お会いしているんですよね。 スラっと背が高くて、音楽と同じにスマートでおしゃれで、ステキな方。 その後に突然流れた悲しいニュースはショックでした。 いわゆるヨーロッパ3部作「パパ・ヘミングウェイ」「うたかたのオペラ」はどれほど繰り返し聞いたことか💛 とにかくカッコよかった。オシャレだ

胸に沁みる曲~オスカー・ピーターソン「自由への賛歌」

ピーターソンのアルバムを聴いていて、この曲に強く惹かれたんです。 ちょっとゴスペルっぽい。熱くて深い音。 そういえばこの曲って、小曽根さんも時々ライブで演奏するよねえ。 ぼうっとググっていたら、こんな動画に出会いました! 2008年、海外での演奏風景。 2007年にピーターソンが亡くなっているので、おそらく追悼イベントですね。 小曽根さんは、ピーターソン大好きで、若い頃はひたすら彼のピアノスタイルばかり演奏していたそうです。 ピーターソンの奥様エレノアさんに捧げた曲も書

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#065 萩原健一「ぐでんぐでん」(live)

ショーケンこと萩原健一。 ジュリーと並ぶGS時代の大スター。 大人気TVドラマ「太陽にほえろ!」の刑事マカロニ役で一躍人気俳優になり、役者としても華々しく活躍。 ソロになってからのロックでブルージーな歌もステキだった。 2018年、ビルボード東京に見に行ったけれど、やっぱりいくつになってもショーケンはショーケン。とことんカッコいい人だった。 結局あの年が最後のライブになってしまったね。

“スペイン”のリズムに呼ばれてしまった話♪

新しいオモチャ届いた〜💖 この、茄子のような(?)もの何かといいますと フラメンコ用のカスタネット(スペイン製)であります。 で、ですね、これで何をするのかと言いますと チック・コリアのかの名曲「スペイン」をカバーしている友人のユニットに パーカッション参加しますの(^^) 実はフラメンコ好きが高じてスペインに長期間滞在して フラメンコ連中と遊んでいたことなどがあるのですが 踊りをやっていたわけではありません。 もっぱら音楽の方(特に歌)で。 フラメンコと言う音楽は

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【追悼】小坂忠さんへ思いを込めて

とにかくカッコいいおっさんでした。 人を泣かせる歌が歌える人でした。 行きつけにしてる新宿のとあるバーで 早い時間に飲みに寄られたところに たまたま居合わせて一緒に飲んで おしゃべりしたことも一度ならずありましたっけね。 生きていることを楽しんでいる人でした。 天国でもきっといっぱい歌うんだろうな。 R.I.P. 『ミュージシャンの小坂忠さん死去』 https://mainichi.jp/articles/20220429/k00/00m/200/214000c

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#061 チックコリア:スペイン

実をいうと、あまりにこの有名な曲の最初の録音をちゃんと聞いたことがなかったのです。 必要があって聞いてみたら、予想以上にカッコよかった(^o^) 原典に当たれ!は音楽でも鉄板ですね。

#059 1970年代の渋谷ジァン・ジァンは聖地だった

カルメン・マキ! 今も“激しく”ライブ活動を続け、チケットがアッと今に完売する大姉御。 なんだろうな、この音楽、この声、この歌は。 1970年代、音楽の世界は激しく熱かった。 そこにエネルギーがあり、伝えずにいられない言葉あり、想いがあった。 渋谷、公園通りの教会の地下にあったライブハウス“ジァンジァン”は そんなミュージシャンたちの聖地だったよね。 ジァンジァンでのマキオズ音源。これを今こうして聴けるなんて! ♪シオンのリスニングルーム(You-tubeライブラ

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#057 Fly Me To The Moon~月へ飛ぶ思い~を想う

Tony Bennett ”Fly Me To The Moon (In Other Words) ” シン・エヴァンゲリオン劇場版効果で、この古き名曲がちょっと話題に上っているみたいですね。 あまたのミュージシャンに愛されて歌われて来たこの曲。 でも普段よく耳にするのは、実は本来の曲の後ろ半分だけです。 本当はヴァース(前歌)と呼ばれる部分があるんです。 宇多田ヒカルさんは、それもつけて歌ってますね。 珍しいんですよ、こういうの。 で、探してみて見つけたのかトニー・ベネット。 めちゃスローテンポで、前歌からたっぷりと歌っています。 美声ですねえ、この人は(*^^*) なんともゴージャスで盛り盛りの歌いっぷりも この声で歌われたら納得してしまうなあ。 ところでこの ”Fly Me To The Moon” と言う曲には 中々面白い歴史があります。 本来は3拍子の曲として書かれたものなんです。 私の手元にある古いポップススタンダート曲集には ちゃんと3拍子の楽譜が載っています。 初めて世に出たのが1954年。 ケイ・バラードのレコードが残っています。 Kaye Ballard - In Other Words (Fly Me to the Moon) https://youtu.be/vpC_N19UlIk ここで、あれ?と気づいた方がいると思いますが 最初の曲名は ”In Other Words" でした。 その後、タイトルを変えて別な人が出したんですね。 今でもFly Me To The Moonのタイトルには決まって (In Other Words)とついているのはそういう理由です。 そしてさらに! 1960年代前半に当時はやりのボサノバのリズムに合わせて 4拍子に編曲されて今わたしたちが耳にする形になりました。 それをフランク・シナトラがカバーしてヒットさせ 全世界に広まったということだそうです。 当時のアメリカはアポロ計画の真っ最中。 「月に飛ぶ思い」が夢語りではなく リアルなものとして目の前に開かれた時代でした。 月ではウサギさんお餅をついていてほしいと願う私としては この歌のロマンティックな歌詞のイメージのほうが こころにしっくりと収まります(*^^*) ♪シオンのリスニングルーム(You-tubeライブラリ) https://youtube.com/playlist?list=PLJ33fs3Y44PkdvMuV_wzU8oSMIHW6IvUc noteで取り上げた順番でリストにしてあります

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#055 かまやつひろし(feat.) "ノーノーボーイ" Char Rock Free Concert (2015 )

スパイダース時代のヒットソング「ノー・ノー・ボーイ」1966年 (作詞:田邊昭知/作曲:かまやつひろし) すっかり大人のムッシュがこれを歌う。 カッコいい(*^^*) この人には “カッコいい” という形容詞が 何よりも似つかわしいとつくづく思う。 2015年、日比谷野音でのCharのコンサートでのゲスト参加。 Charさまもね、いつ見ても “カッコいい” ヤツだわ。 ロックに “カッコいい” がなくなったら それはもうロックじゃないよね。 音楽をロックにするもの それが “カッコいい” というハートなのだから。 幾つになったって カッコいいものはカッコいいのだ。 ♪シオンのリスニングルーム(You-tubeライブラリ) https://youtube.com/playlist?list=PLJ33fs3Y44PkdvMuV_wzU8oSMIHW6IvUc noteで取り上げた順番でリストにしてあります

#054 かまやつひろしのナマ録画弾き語り動画

晩年のナマのムッシュ。 こんな映像が残ってるんですねえ。 https://youtu.be/2Sc3zeHco-4?t=528 わたしがナマで目の前で見たムッシュは エレキギター一本の弾き語りでしたっけね。 独特な歌と音。 この映像を見ていると、あの時の記憶がよみがえってきます。

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#052 ギターが切ない The Rolling Stones ”Angie”

実はストーンズを最初に意識したのがこの曲。 アコギの音がたまらなく切ない。 「山羊の頭のスープ」というオカルトチックなアルバムタイトルも印象的でしたっけね。 ♪シオンのリスニングルーム(You-tubeライブラリ) https://youtube.com/playlist?list=PLJ33fs3Y44PkdvMuV_wzU8oSMIHW6IvUc noteで取り上げた順番でリストにしてあります