交響曲第9番(ドヴォルザーク)

【※注意】この曲に関する私の思い出しか書かれていません.

私が初めて交響曲を聞こうと思って聞いた曲.交響曲というジャンルを意識した初めての曲.

中学1年生の頃から部活の管弦楽部でチェロで演奏してきたけれども,その部活では交響曲は演奏せず,組曲からの抜粋や交響詩あとは弦楽等を演奏してきた.そんなだったのでなかなか同じクラシックとはいえ交響曲に触れる機会はなかった.

そんなある時,同級生がジュニアオーケストラで演奏会があるから来なよと誘ってくれた.その時の曲がこの交響曲第9番だった.その時から彼は数回休み時間にスコアを見せながらここはこうだ,それはこうだなどといくらか解説してくれたりもした.その時は詳しいことなんてさっぱりわからなかったのでなんとなく聞いていたが,実際にどんな音がするのか楽しみであった.

演奏会が終わっても正直詳しいことはさっぱりわからなかったけれども,交響曲という一つのまとまった大きな作品に生でふれて感動したことは覚えている.

これが交響曲か…

正に"Symphony”.一つの音が,世界が作られていていつか交響曲を演奏したいと思うようになった.結局中高の部活の間は交響曲を演奏する機会を得ることはなかったのだけれど(ベートーヴェンの2番は1楽章だけできた),今はこのように頻繁に演奏することができている.そのようなきっかけに出会えたことに感謝している.

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