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甘酸っぱいギターポップを奏でるメレンゲ VS 都会の男と女の恋愛を描く池田聡さんの音楽

こんにちは!

『音楽のかからない音楽番組』、今月分をアップしました!

冒頭は近況報告から。

ちょうど先週、私は槇原敬之さん(以下、マッキー)のコンサートに行ってきたところでした。

今回のコンサートは、昨年リリースされたアルバム『宜候(ようそろ)』を引っさげての全国コンサートツアー!

「宜候」とは航海用語で、

「まっすぐ進め、進んでいる方向は間違っていない」

などの意味があるそうです。

数年前、マッキーは世間を騷がせるような出来事を起こしてしまい、一年近く活動自粛期間を経て、、

反省し、活動を再開し始めるタイミングで、昨年10月にリリースされたのがアルバム『宜候』。

まるでマッキーの人生の再出発を象徴するかのような印象的なアルバムでした。

そんな意味のあるコンサートだと思い、私は参加を決めました。

私の感想については、番組をお聴きください!

私のマッキーコンサートのレビューはこちらです♪

それと、、

今月、FMアップルウェーブの番組「夜は気ままに」を聴いていたら、

「山下達郎さんのコンサートに行ってきます!」

と、くわっちが話していたのもあって、私は刺激を受けていました。

山下達郎さんは、この6月に11年ぶりのニューアルバム『SOFTLY』をリリースして、今、全国コンサートツアーの真っ最中だったのです!

ところが、、、

山下達郎さんがコロナに感染してしまい、

コンサートがどうなるのか微妙な状況のようです。

札幌公演は中止になったそうです。

今回、他県のコンサートに参加予定のくわっち。

どうなることか心配です。

山下達郎さんの1日も早いご回復をお祈り申しあげます。

そして、いよいよ曲の紹介。

私が紹介するのは、

メレンゲの「輝く蛍の輪」

「てっきりマッキーかと思いました!」
と、くわっち。

マッキーが大好きな私。

気持ちのうえでは、

「1年中、マッキーでもいい!」

と思っているのですが、番組のバランスを考えて、いろいろなアーティストを持ってきています。

じゃあ、いつか、

「まっちゃんが1年中マッキー、くわっちが1年中、山下達郎さんでやりたいね!」

と盛り上がりました!

そういえば、

「そろそろ蛍の時期。そんなことも意識してこの曲を選んだのですか?」

くわっちがそう読み取ってくれました。

そのようなことに私は気づいていなかったので、新鮮な指摘でした!

メレンゲは私のとても好きなバンド。

2000年代前半、下北沢を中心にバンド音楽が台頭した、いわゆる「下北沢サウンド」という厶ーブメントに乗ってデビューしたバンドです。

甘酸っぱいギターサウンドやクボケンジさんのはかなげなボーカルが特徴です。

当時、私は近所の CD ショップで、偶然メレンゲのインディーズ時代のミニアルバム『少女プラシーボ』を手にしました。

メレンゲのことをまったく知らない私。

買おうかどうか、迷いに迷って、思い切ってジャケ買いしたら、、とても素晴らしい音楽だったのです。

ジャケ買いをしたとき、、

迷っている私の背中を後押ししてくれたのが、ミニアルバムの帯に書かれていた GOING UNDER GROUNDの松本素生さんによる次のコメントでした。

メレンゲの音楽は苦いコーヒーだ。香り立つ湯気は、せつなさと痛みの色だ。
でもその後には懐かしい甘さがやってくる。

これは、ロックやギターポップを越えてしまったバンドの新たなストーリーが詰まったミニアルバムだ。

松本素生(GOING UNDER GROUND)

「素敵な文章ですね!」

松本さんの文章を番組で紹介すると、くわっちもそう感じてくださいました。

次に、くわっちの番。

くわっちが紹介するのは、

池田聡さんの「モノクローム・ヴィーナス」

昨年末、私は音楽ブログに、池田聡さんと槇原敬之さんのコラボ曲「Impossible」の記事を書きました。

そのとき以来、くわっちは池田聡さんの「モノクローム・ヴィーナス」をこの番組で紹介しようと決めていたといいます。

それに先月、くわっちが紹介したアシッド・ブラック・チェリーのカバーアルバ厶『Recreation』(レクリエイション)にも、「モノクローム・ヴィーナス」は収録されていたそうで、今回紹介する布石にもなっていたのでした。

アシッド・ブラック・チェリーと池田聡さんは、まったく違う立ち位置で音楽活動をされていますが、、今回、カバーつながりとなりました!

「モノクローム・ヴィーナス」は1986年リリース。くわっちは小学生の高学年でした。

地元の弘前でテレビを見ていたとき、夕方頃に、「モノクローム・ヴィーナス」が流れてきたそうです。

この曲は自動車のスズキ「アルト」のタイアップ曲になっていて、その CM 効果もあり、オリコン9位、50万枚のヒットを記録しました!

池田聡さん自身、この曲がデビュー曲だそうで、くわっちもビックリしたそうです。

しかも、なんと大学在学中にデビューして、いきなりヒットしたのです。理工学部出身で、理系だったそうです。

そんな印象的なデビューを果たした池田聡さん。

当時、テレビで流れているのを聴いて、そのメロディやフレーズが印象に残っていたくわっちですが、、

この曲、都会の男と女の恋愛模様を描いた歌で、 くわっちの好きな歌詞の世界だったそうです!

当時、小学生だったくわっちは、歌詞の深い世界観までは分からなくても、「いいなぁ。印象深いなぁ」と、憧れを抱きながらも聴いていました。

そして、もう少し学年が上がってから、

「この曲は池田聡さんという人が歌っているんだ・・・」

と分かってきて、くわっちはカセットテープに録音しました。

「私にとって、都会の男女の恋愛観というのが、『キラキラな世界』というイメージがあるのです」

自立した大人たちが自由に恋愛や仕事を楽しむという世界に、くわっちは子ども心にすごく憧れを抱いていたと言います。

実は、、、

先月紹介したアシッド・ブラック・チェリーのカバーアルバムを、くわっちが最初に聴いたとき、

「この曲も入っていたんだ!」

というのが一番うれしかったと言います。

「池田聡さんは憂いを帯びた声質で、柔らかい感じの歌い方をされるんですよね。 全国のライブハウスをまわっててて、弘前にも来てたんです。 いつか生の歌声をお聴きしたいなぁ、と思っています」

くわっちが池田聡さんへの「想い」を話します。

そんなとき、私から何気ない一言。

「これまで、くわっちと話をしていて、1986年の曲がよくくるなぁ、と感じていました!」

「そうかもしれませんね!」

くわっちも、ハッとして気づきます。

これまで好きな曲を選曲していたくわっちですが、、

無意識のうちに、1986年頃の曲で、都会の大人の男女の恋愛を描いたオシャレな曲を選曲していたのかもしれません!

音楽はその人の「想い」や「内面」を反映していて不思議ですよね。

番組の最後に思わぬ気づきがありました。

というわけで、音楽のかからない音楽番組。

今回も盛りだくさんの内容でお届けしました。

いかがでしたか?

今回紹介させていただいた槇原敬之さん、山下達郎さん、メレンゲ、池田聡さんの音楽にぜひ触れていただければ、私たちも幸いです。

というわけで、

詳しくは番組をお聴きください!


■ 執筆者 : 松岡学


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